帝国日本のアジア研究―総力戦体制・経済リアリズム・民主社会主義

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750341286
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0021

目次

第1章 帝国日本の貫戦史
第2章 近衛新体制と海軍の南進論
第3章 東南アジア軍政と知の動員
第4章 「戦時変革」と戦後国際秩序―地域再編と社民主義
第5章 アジア研究の再建
第6章 戦後の学知とアメリカ
エピローグ 総力戦体制から民主社会主義へ

著者等紹介

辛島理人[カラシママサト]
1975年大阪生まれ。一橋大学経済学部卒業、同大学大学院博士課程単位取得満期退学。オーストラリア国立大学でPh.D.を取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学研究員などを経て関西学院大学先端社会研究所専任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

八八

2
本書は現在の日本におけるアジア研究の中心であるアジア経済研究所創設に尽力した経済学者板垣與一とその周辺を軸に、戦前において彼らが着目した東南アジアへの経済学、植民地学的な知の眼差しが戦後の経済や外交、特にアジアへの関わりにおいて継続性があることを、アンドリュー・ゴードンが提示する"貫戦史"という枠組みをもって論じる。戦前のアジアのナショナリズム研究が南進論や大東亜共栄圏構想と連関し、戦後は冷戦構造の中でアメリカの思惑とも絡み合いながらも通底し、展開していく様を鮮やかに著述する。2021/12/31

Sanchai

0
開発学を学ぶ者が問われて意外と知らない、「アジア経済研究所設立の経緯」「久保田豊の足跡」「1950~60年代のアジア協会の活動」等が知れて良かった。値段が高すぎるのが玉に瑕。結局図書館に入れてもらってそれを借りて読んだ。2020/06/26

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