内容説明
ブルネッレスキ、ドナテッロ、ボッティチェッリをはじめ、フィレンツェで花開いたイタリア・初期ルネサンスの美術を、13世紀の胎動から説き起こし、作品が生まれた宗教的背景、パトロンの関心、美術家の修業や研鑽の実態、民衆の反応など多角的に検証。15世紀イタリアの各都市に発展していったルネサンス美術の全貌を浮き彫りにする。
目次
第1章 1300‐1400年 トレチェントの遺産
第2章 1400‐1410年 大聖堂と都市
第3章 1410‐1420年 作品の注文―規格、個別注文への対応、競争意識
第4章 1420‐1430年 遠近法と遠近法への不満
第5章 1430‐1440年 絵画の技法と素描の利用
第6章 1440‐1450年 大邸宅と聖堂
第7章 1450‐1460年 ローマと複数の「ローマ」
第8章 1460‐1470年 宮廷の価値
第9章 1470‐1480年 自然主義とは?
第10章 1480‐1490年 美術家の移動、広まりゆく美術
第11章 1490‐1500年 周縁から中心へ
著者等紹介
キャンベル,スティーヴン・J.[キャンベル,スティーヴンJ.] [Campbell,Stephen J.]
ミシガン大学とペンシルベニア大学で教鞭をとり、現在はジョンズ・ホプキンズ大学ヘンリー・アンド・エリザベス・ヴィーゼンフェルド・プロフェッサー
コール,マイケル・W.[コール,マイケルW.] [Cole,Michael W.]
ノースカロライナ大学、ペンシルベニア大学、ウィリアムズ大学で教鞭をとり、現在はコロンビア大学教授
池上公平[イケガミコウヘイ]
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程中退。共立女子大学文芸学部教授。専攻はイタリア美術史
金山弘昌[カナヤマヒロマサ]
慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。慶應義塾大学文学部准教授。専門はイタリア美術史・建築史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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