内容説明
歴史は本来、そこから知恵と希望を導きだすべきものなのである。でなければ人類は何のために歳月をかさねるのか、無意味になる。「歴史とは何か」「人間とは何か」を問い続けた作家の思索の航跡をたどる。
目次
第1章 視野を広げて―アイヌ・沖縄の交易圏
第2章 シャカが創始したのは?―仏教から考える
第3章 環境破壊の世界史―木を切って滅んだ文明
第4章 民族性は存在するのか?―ケルトの島から
第5章 近代市民社会の精神―オランダから考える
第6章 近代国家の陥穽―バスクとザヴィエルを訪ねて
第7章 自然に生かされて―草原からの世界史
第8章 近代的人間の形成―江戸期の合理精神
第9章 さまざまな普遍―世界史のなかの中国
第10章 朝鮮と日本―一衣帯水の歴史
著者等紹介
川原崎剛雄[カワラサキタケオ]
法政大学大学院日本史学専攻博士課程中退。駿台予備学校世界史科専任講師、筑波大学付属高校世界史・日本史講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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