目次
1 人、自然、都市とリゾート
2 マヤの栄枯盛衰
3 植民地時代
4 独立から近現代
5 政治と経済
6 残る民族、消える民族
7 社会と文化
8 ホンジュラスと日本
著者等紹介
桜井三枝子[サクライミエコ]
大阪経済大学人間科学部・人間科学科教授。博士(上智大学、地域研究)。専攻:文化人類学、メソアメリカ地域研究
中原篤史[ナカハラアツシ]
大阪経済大学非常勤講師、東北大学大学院専任助手のほか、外務省専門調査員、独立行政法人国際協力機構技術協力専門家などとしてグアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コロンビアで勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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印度 洋一郎
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中米の国ホンジュラスについて、地理、歴史、経済、文化等について、それぞれの研究者が解説するエリアスタディーズの一冊。1980年代の中米紛争からも距離を置き、周辺諸国に比べると20世紀を比較的平穏に過ごした国だが、独立直後から対外債務漬けの国家財政、アメリカの巨大資本に支配される経済構造、利権を求める政界と軍との対立で腐敗する政治など、未だ発展の兆しもないという印象。研究者によると、「ホンジュラス人は保守的でのんびり」だそうだ。しかし、近頃は犯罪組織マラスの跋扈で治安も悪化し、国を捨てる人が急増している。2024/12/18