目次
序章 植民地以後の文学研究批判―境界の自壊的解体のために
1 「本ブラ」と植民地モダニズム作家
2 言語の横断と物語世界の変化―李光洙『萬爺の死』
3 境界を描く―金史良『土城廊』
4 躱される『國民文學』―金史良『ムルオリ島』
5 「外地文学」の植民地主義―小尾十三『登攀』
6 アイロニーとしての「親日」―李/光洙『加川校長』
7 物語られる「創氏改名」
8 ディアスポラの祖国語―李良枝『由煕』
著者等紹介
鄭百秀[テイヒャクシュウ]
桜美林大学リベラルアーツ学群教授。1962年、韓国大邱生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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