内容説明
1980年代、我が国において患者の権利が提唱されはじめ、以来、はや30年以上が経過した。しかし、現在の医療の状況は、未だ患者の権利が十分に保障されているとは言い難い。本書では、なぜ「患者の権利に関する法律大綱案」を公表し、患者の権利の法制化を求めているのかを示した。
目次
第1章 患者の権利に関する法律大綱案の提言(提言の理由;患者の権利に関する法律大綱案)
第2章 患者の権利をめぐる経緯(患者の権利;患者の権利に関する我が国の取組;患者の権利に関する諸外国の状況;患者の権利法の具体的内容)
第3章 ハンセン病問題(ハンセン病問題の経緯;隔離政策と患者の権利論―光田イズムと大谷イズム;第54回日弁連人権擁護大会第3(患者の権利)分科会 ハンセン病問題講演録(抄)
ハンセン病療養所現地視察報告(抄))
資料編 プレシンポジウム報告(福岡県弁護士会「患者の権利の法制化をめざして」シンポジウム(パネルディスカッション)
大阪弁護士会医療を受ける子どもの人権アンケート調査報告書)