内容説明
日本と米国の大学で材料強度を学び、20代のころから原発の安全性に疑問をもっていた著者は、国会議員になってからも一貫して原発に反対する立場を貫いてきた。3・11以降、想像を絶する放射能災害、東京電力への理不尽な国民負担、巨大な原子力利権の構造を目の当たりにして、脱原発に身をつくすことを決意。速やかな脱原発を実現するため、法律で原発の利用を禁止する「禁原発」を主張。どうすれば速やかに原発をゼロにできるのか、その構想と法案から、脱原発の具体的な道筋がみえてくる。
目次
第1章 禁原発7つの原理―なぜ速やかに原発をとめなければならないのか
第2章 誤解への14の反論―原発・放射能をめぐるウソに答える
第3章 「禁原発推進法案」の逐条解説
第4章 「禁原発推進法案」全文
第5章 「原子力廃棄基本法案」「原子力廃止委員会設置法案」逐条解説
第6章 「原子力廃止基本法案」「原子力廃止委員会設置法案」新旧対照表
著者等紹介
平智之[タイラトモユキ]
1959年京都市生まれ。京都大学工学部物理工学科卒業。米国UCLA大学院材料工学科修士課程修了。元衆議院議員。2011年12月、国会議員として科学雑誌Natureに「Nationalize the Fukushima Daiichi atomic plant(福島第一原発を国有化せよ)」を寄稿。速やかな原発ゼロこそが日本の成長戦略だとする「禁原発」政策を主張する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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