出版社内容情報
ライフコースの各場面、医療・教育・福祉・災害の現場で、ストレスへの支援とコーピングを実証的に概説し、実践に役立てる。
ストレスが心身の健康に影響をあたえるメカニズムが明らかになってきた.ライフコースの各場面や,医療・教育・福祉・災害の現場などで問題となるストレスへの心理的支援,そしてコーピングのありかたを実証的に概説し,実践に役立てる.
はじめに 臨床ストレス心理学の誕生(津田 彰・大矢幸弘・丹野義彦)
I部 ストレス研究の基礎と臨床
第1章 発達的視点からみたストレス研究の基礎と臨床(河合優年・佐藤安子)
第2章 医学的視点からみたストレス研究の基礎と臨床(熊野宏昭)
第3章 医療、教育、地域の連携とストレス心理学(大矢幸弘・山下裕史朗)
II部 臨床ストレス心理学の展開領域
第4章 妊娠・出産と育児への心理社会的支援(津田茂子)
第5章 学童・思春期における心理教育的支援(ジャニス・プロチャスカほか)
[トピックス]応用行動分析を活用した問題行動の改善(小野 学)
第6章 高齢者のストレスと適応(稲谷ふみ枝)
第7章 生活習慣病への臨床心理学的支援――習慣改善のための行動療法(足達淑子)
[トピックス]不眠症の認知行動療法(大矢幸弘)
第8章 がん患者への心理社会的援助(安藤満代)
第9章 身体的アプローチによるストレスマネジメント(百武正嗣)
[トピックス]コミュニティー健康教育とリラクセーション技法(百武正嗣)
第10章 災害被災者・犯罪被害者の心理社会的問題と治療・ケア(古賀章子・前田正治)
【著者紹介】
津田 彰
津田 彰:久留米大学文学部教授
内容説明
ストレス科学最前線の知見から、ライフサイクルに寄り添う臨床心理学を構想する。生涯発達と生物‐心理‐社会のアプローチから、周産期、児童期、高齢者、生活習慣病、がん、災害被災者などのストレスの問題とその対処、コーピング実践を考える。
目次
臨床ストレス心理学の誕生
第1部 ストレス研究の基礎と臨床(発達的視点からみたストレス研究の基礎と臨床;医学的視点からみたストレス研究の基礎と臨床;医療、教育、地域の連携とストレス心理学)
第2部 臨床ストレス心理学の展開領域(妊娠・出産と育児への心理社会的支援;学童・思春期における心理教育的支援;高齢者のストレスと適応;生活習慣病への臨床心理学的支援―習慣改善のための行動療法;がん患者の心理社会的援助;身体的アプローチによるストレスマネジメント;災害被災者・犯罪被害者の心理社会的問題と治療・ケア)