目次
序章 都市空間に潜む排除と反抗の力
第1章 建造環境で他者化される住宅危機―都市の自然をめぐる労働と管理と夢
第2章 「不法占拠地域」における在日朝鮮人の記憶と集合性―地域と住民という結節点
第3章 曖昧化する労働と排除―生活世界としてのローカルな空間
第4章 都市型サービス産業の労働現場―民間施設に従事する若年専門技術者の事例
第5章 分断される郊外―場の解体と強制されたフレキシビリティ
第6章 ユニオン・アクティヴィズムの居場所―西新宿・雑居ビルにおける労働/生存運動拠点空間の形成と存立
著者等紹介
町村敬志[マチムラタカシ]
1956年、北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。東京大学大学院社会学研究科博士課程退学。社会学・都市研究・開発研究・グローバリゼーション研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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苦虫
5
新年一冊目にふさわしい本。場所としての意味性が失われつつある昨今、どれだけ都市が意味をもつのか。やはり都市は楽しい、でもその光が強ければ強いほど、影も濃くなるというか。全てはジェントリフィケーションなのだ。ホームレスやスポーツジム従業など濃厚なインタビューが多く、町村先生という大御所編集、気鋭の若手学者陣による、もう鈍器で殴ってくるような名著。「都市」とあるが、やや労働より。あと数回読むと思う。2017/01/15
しまうま
0
どれもダメじゃないけど,もっと読ませるネット記事なんかが沢山あるなかで,「社会学を実践する価値って何だっけ?」と考えさせられてしまった。2021/09/23
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- 和書
- 現代国家の正統性と危機