内容説明
江戸時代の宮廷生活とはどのようなものだったのか。一方で将軍は、日々どのように政務を行い、生活を送っていたのか。また、禁中並公家諸法度にみられる朝廷と幕府の関係、目安箱・御庭番の設置の目的、幕府の財政の変遷、公家方御定書や人別帳の役割、村地のしくみとはどのようなものだったのか。日本法制史研究の第一人者が江戸の暮らしと社会制度をやわらかな言葉で広範につづり、当時の社会のありようを鮮やかに描き出す名随筆。
目次
宮廷生活のこと
朝廷の役人と公家のこと
御附武家と口向の役人のこと
禁中並公家諸法度のこと
朝幕の関係(刑事)のこと
将軍の生活のこと
将軍死去のこと
御前御用と御人払御用のこと
東照宮遺訓拝聴と御前講釈のこと
目安箱(訴状箱)のこと〔ほか〕
著者等紹介
石井良助[イシイリョウスケ]
1907(明治40)年生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士。東京大学名誉教授。1990年文化勲章受章。1993年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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