内容説明
吉原は将軍のお膝元で唯一の遊郭であり、特別な庇護と自治が与えられる一方、遊女は籠の鳥といわれたように周囲と隔絶され厳しい統制の下に置かれた。囲われた町の中では独特の制度、階級、職業が生まれ、芸能、風俗など町人社会に影響を及ぼす文化が形成されていく。本書は吉原開設の事情から遊女屋、遊客、遊女などの実態を法制史的見地に基づいて描き、公儀により制度化された「悪所」吉原の江戸社会における役割を明らかにする。
目次
元吉原
新吉原
遊女屋
遊客
遊女
著者等紹介
石井良助[イシイリョウスケ]
1907年東京生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士。東京大学名誉教授。1990年文化勲章受章。1993年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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