目次
序章 教育と若者の現在―包摂「の中の」排除をめぐって
第1章 「ひきこもり」の当事者は何から排除されているのか―リアリティ定義の排除という視点
第2章 男子問題の時代?―ジェンダー構造の変化と男子論争
第3章 学習塾への公的補助は正しいか?―社会的包摂と教育費
第4章 包摂/排除論からよみとく日本のマイノリティ教育―在日朝鮮人教育・障害児教育・同和教育をめぐって
第5章 「教育」「教養」の力学と被爆体験言説―永井隆と山田かんをめぐって
第6章 低学歴勤労青少年はいかにして生きるか?―「路傍の石」の排除論
著者等紹介
稲垣恭子[イナガキキョウコ]
京都大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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林 一歩
21
半分だけ納得はした。2013/08/07
Takumi Yamada
0
業績を上げていない男性が真の男性としては認められず周縁へ排除される。その代わり、企業が定義する「男らしさ」を達成できる一部の女性を名誉男性として、中心へ引きずり込む。という男性階層の再編成がおこなわれているということ。 この男性、女性の問題と共に、他の様々な属性により各々が定義されている。 自らが所属している属性が、他者にどのような権力を及ぼしているかということに対する無自覚は、男性であれ、女性であれ、権力の暴走を引き起こす。 2014/02/02