内容説明
弁証法の概念を組み立て直し、構築された独自の理論で天体の構造を立証する哲学書。すべての事物の構造とその変化の法則を示す弁証法を、具体的に分かりやすく解釈している。これを応用すれば、いかなる事物もその過去・現在・未来を正確に展望できる。
目次
序論 月の水を探る哲学の基本原理(本書の特徴;哲学概念の説明;物質の存在の形態;構造法則と運動法則)
本論 月に液体の水が存在する(太陽の構造と運動;火星の構造と運動;地球の構造と運動;月の構造と運動―月に水が存在する)
結論 私は月に水があることをどのように論証したのか(物質世界の謎を解く哲学の思惟;天文学者及び科学者の反応)
著者等紹介
ワンギェル,ゴラナンバ・プンツォク[ワンギェル,ゴラナンバプンツォク]
1922年、元のチベット・カム地方の西康省巴塘県(現在の四川省甘孜チベット族自治州)生まれ。チベット共産党の創設者。現在、中国社会科学院の教授及び哲学専攻の大学院生の指導教員、中国チベット仏教と現代科学研究委員会の主任を務める。その他、中国マルクス主義哲学史学会、中国自然弁証法研究会、中国少数民族哲学及び社会思想史学会などの理事・顧問を務める
チュイデンブン[チュイデンブン]
1973年、チベット・アムドチェンザ(現在の中国青海省尖扎県)生まれ。1996年、青海民族師範大学チベット文学部卒業。2001年来日し、南山大学総合政策学部及び大学院総合政策研究科の院生(修士課程)を経て、桐蔭横浜大学大学院法学研究科(博士課程)に在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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