エリア・スタディーズ
ペルーを知るための66章 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750335353
  • NDC分類 302.68
  • Cコード C0336

目次

1 最初のアメリカ人からインカまで(アンデスの自然と古代文明―文明を生み出した多様な自然環境;最初のアメリカ人―アジアからアメリカへ ほか)
2 征服、独立、国民国家への道(スペイン人の到来―征服者フランシスコ・ピサロ;カハマルカの戦い―インカ帝国の制圧 ほか)
3 現代ペルーの政治と経済(「失われた機会」―非合意社会とフリーライダー;引き延ばされた改革―寡頭支配と一次産品輸出経済体制 ほか)
4 自然環境とその利用(多様な環境―高地は住みにくいか;ジャガイモとトウモロコシ―ペルーの主作物 ほか)
5 多様な人種と文化(多様な人種構成と自然環境―コスタ・シエラ・セルバ;インディオとは誰か?―文化としての人種 ほか)
6 日系人社会の歩み(日本人移民が生まれた背景―奴隷制・クーリー・契約農園労働者;第2次世界大戦以前の日系人―移民から民族集団へ ほか)

著者等紹介

細谷広美[ホソヤヒロミ]
総合研究大学院大学文化科学研究科修了、博士(文学)。神戸大学大学院教授を経て、成蹊大学文学部教授。文化人類学。ラテンアメリカ地域研究。アンデスの先住民宗教、文化・社会について研究してきている。近年はグローバル化が進展するなかでの人権概念やシティズンシップ、また紛争後の平和構築や移行期正義について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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fseigojp

11
ガルケスでコロンビアの地理がわからんといかんかったので、リョサを勉強するために読んだ 複雑な地形だということが、よくわかった2015/07/31

kenitirokikuti

5
図書館にて。明石書店のエリアスタディーズでも中南米のをいくつか手にした。ペルーはインカ帝国の頁が多く、他の南米諸国のものとはだいぶ本のつくりが異なる。インカ帝国史の技術は分かりやすくて良かった。まぁ、ラテンアメリカの政治史もややこしくて困らされるのだけど…。2023/04/22

newborn

2
コルテスの上司バルボアやアルマグロなど、あまり触れる機会のなかった南米の征服者についての読めました。また、ペルーの初期の神殿文化は農業生産が不安定な時期に成立しており、農業の余剰が特権階級を作り、それらが祭祀的な階級を形成するといった通説の史観とは異なった成立過程がありそこは気になる話だなと思いました。また1968年から10年ほど軍部がクーデターで政権をとった時期がありますが、民主化に反対していたものの農地改革や国有化を通じて社会を良くしていこうという責任感をもって取り組んでいたのがちょい意外でした2017/05/31

Edo Valens

2
大学の研究でペルーを扱うので読んでみたのですが、とても分かりやすい。特にペルーの歴史や政治、文化に知るにはちょうど良い。政治の項はペルーの少し入り組んだ政治を分かりやすく解きほぐしてくれているし、文化の項は現代的なものにまでつっこんで解説が加えられている。全般的に堅苦しくなくて、学問的記述でありながら面白く読めます。第V部「多様な人種と文化」から読み始めるのもいいかも知れない。例えば、同じ首都リマの中でも場所によって住む人々の肌の色も違えば文化も違う、というのは私達には想像のつきにくい世界だ。2015/05/07

ゆる言語学徒Nk

1
インカ帝国 ペニンスラールからクリオリョが独立 北米と違い労働力が豊富 都市建設が早い スペインによる統治根城のリマ インカ帝国の首都クスコ コスタ海岸とシエラ山脈2024/11/06

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