内容説明
社会の多様化の広がりは、教育にとってどのような意味を持つのだろうか?グローバルな経済力は、新たな国作りにどのような影響を及ぼしていくのだろうか?私たちの働き方はどんな風に変わっていくのだろうか?本書は、こうした問いに答えるための国際的で統計的な根拠(エビデンス)を示してくれる。その内容をわかりやすく伝えるため、それぞれのトレンドについては、見開き構成で、簡単なはしがきと2つの図を示しながら解説が加えられている。解説に続いて、教育の課題についてわかりやすい3つ程度の問いかけを行い、トレンドが未来の教育に及ぼす影響とその相互作用を考えていく。本書で取り上げるトレンドは、質の高い国際的データに基づいており、OECDのものを主として、世界銀行や国連のものから引用されている。また、それぞれの図は、OECDのウェブサイトと連動し、インターネットを通じて読者がデータを活用できるように工夫されている。
目次
第1章 グローバリゼーションの動態(人口が増加する地球;移動する人々 ほか)
第2章 新しい社会的課題(変化する年齢構成;変わりつつある社会支出の傾向 ほか)
第3章 変化する仕事の世界(ライフサイクル・パターンの変化;労働市場はさらに弾力化しているか? ほか)
第4章 子ども時代の変容(いっそう多様な家族形態を生きる;小さくなる家族、高齢化する親 ほか)
第5章 ICT:次の世代(ユニバーサルアクセスに向けて;どこで生徒たちはコンピュータを使うのか? ほか)
著者等紹介
立田慶裕[タツタヨシヒロ]
1953年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科後期課程単位取得退学。大阪大学助手、東海大学講師・助教授を経て、国立教育政策研究所総括研究官
宮田緑[ミヤタミドリ]
1971年生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科修士課程修了。文部科学省生涯学習政策局調査企画課国際教育統計担当専門職等を経て、文部科学省科学技術・学術政策局国際交流官付専門職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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