目次
1 私たちとガーナ
2 自然と地理
3 文化と暮らし
4 社会と人々
5 歴史
6 世界の中のガーナ
著者等紹介
高根務[タカネツトム]
東京農業大学国際食料情報学部教授。在ガーナ青年海外協力隊、アジア経済研究所研究員(この間、ガーナ大学客員研究員、マラウイ大学客員研究員)を経て現職。専攻:開発学、アフリカ地域研究
山田肖子[ヤマダショウコ]
名古屋大学大学院国際開発研究科准教授。民間財団、国際開発コンサルタント、広島大学、政策研究大学院大学助教授を経て現職。コーネル大学修士課程(国際開発学)、インディアナ大学博士課程修了(アフリカ研究、比較国際教育学)。博士論文で、英領ガーナのエリート教育に関する言説を研究。教育をテーマに、歴史から現代、政策から実践まで幅広く研究している。専攻:アフリカ研究、比較国際教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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印度 洋一郎
3
ガーナの地理、気候、自然環境、地下資源、農業、歴史、政治、生活などを各分野の研究者達が執筆した、この国に関する入門書。日本との意外なつながり(よさこい祭りや東京オリンピック)も興味深い。内戦や民族対立がアフリカにしては比較的無く、政治も安定している(ちゃんと選挙が出来る)優等生国家のようだ。植民地化以前から統一国家があり、英領時代にも自力で現地人がカカオ産業を興したり、高等教育が盛んだったり、歴史の蓄積がものを言っているのかもしれない。葬式にかける尋常ではないエネルギー(偉い人は準備に一年!)も印象的だ。2014/04/09
cybermiso
2
ガーナ旅行の直前に読んだが、多くの専門家がそれぞれの分野に平易に説明してくれているため、細かい専門的なところに陥ることが起きず、単純な読み物としても楽しむことが出来た。特に、葬式の豪華さ、北部のイスラム圏の浸透、中部のアシャンティ族の曜日ごとの命名規則、携帯電話の浸透などは、現地に行き改めて再確認できるほどのリアルタイムさがあった。2017/05/20
knk
1
ガーナ人高校生のホストファミリーになる事前準備として読みました。色々な人が、異なる切り口でガーナについて説明している短い文章を集めた本なので、読みやすく、時々でてくるコラムが面白かったです。出版が8年前なので、ガーナ人の現在の暮らしについては参考にならないかと思いますが、政治や歴史、文化など知れたのは良かったです。 南部ガーナでは生まれた曜日によって名前をつける習慣があるようで、どんな名前の子が来るのか今から楽しみになりました。2019/07/10
こひた
1
よさこいやってるとは…2014/04/17
ひろみ星☆
1
図書館でふと目に入った本。友人のご主人がガーナ人で、彼の母国のことを少しでも理解したいと借りた。野口英世が黄熱病の研究をし、亡くなった国だったのか。子どものとき、伝記読んだのに忘れてた。アフリカで平和裡に2回の政権交代を行った国は珍しいそう。そんなにアフリカって政情不安定なんだ…政権が変わっても、国としての政策にブレがないところは、日本も学ぶ姿勢「大」と感じた。読んでて、ガーナが身近に感じられた。実際に行けたらもっといいのだけど。知るって大事だ。2012/01/07