目次
第1章 怪獣サンパチ生まれる(母のお腹がお気に入り…誕生;クラス一の力持ち…幼少期;一人ぼっちの特権…小学生時代)
第2章 愛とROCKと暴力のはざまで(ドラマのようなわが母校…中学生時代;傘立てに座りながら…高校生時代;さらば父よ。母よ…大学生時代)
第3章 就職するなら公務員(Jターン;転職だー!;初めての異動;挫折は想定外;希望の光)
第4章 僕は転んでもただじゃ起きない(攻撃は最大の防御)
第5章 拾う神々に守られて(五人の味方)
著者等紹介
ゴトウサンパチ[ゴトウサンパチ]
大学卒業後、某市役所職員を経て、平成10年高等学校職員となる。平成19年7月、アスペルガー症候群と診断される。以後、カミングアウトし、地元を中心に講演活動を行いながら、発達障害者の理解と特別支援教育の普及を行っている。一級造園施工管理技士・二級造園技能士でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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バトルランナ-
8
図書館の棚から見つけました。 パニックの時はどうしてあげたらいいのかと必ず聞かれる。p27 レッドツェッペリンのロックンロールの話は無茶苦茶だけど、アスペルガーなら分からないでは無い。 今日、部下がそんな感じだった。p 88 そろそろ、自動車買い替えたいな。に対して奥さんのポンコツだからって私はあなたを手放さないわよ。あなたが可愛いがらなくてどーするの?最後まで面倒みなさいって胸熱。p166 カミングアウトの反応。価値観がふた通り。 応援しますから頑張ってください。 しっかり仕事してください。 2024/11/01
てんてん
2
人間の能力に線引きをして、「ここからが正常ですよ」なんて言えるんでしょうか?軍隊や、戦後の高度成長期なら「人間は平均的でなければならない」との価値観はまだ分かる気がしますが・・・・。多数派=正常、少数派=異常なんて数の論理で人間を評価するなんておかしいと思う。むしろ、少数の才能ある人達こそ、社会になくてはならない人材なのではないか?そして、教育の現場ではそういう人達を育てていかなければいけないと思います。著者の言葉で印象に残ったのは、「出る杭は打たれる」じゃなくて「出すぎた杭は打ちにくい」。 2013/05/17
がらす
1
農業高校の実習助手をされている男性の自伝。発達障害の当事者には世界がこんなふうに見えているのか、言葉をこんなふうに受け取っているのか……と、参考になりました。本人も苦労してこられたこととは思いますが、支える奥さんに頭が下がります。語りかけるような文章はとてもテンポがよく、読みやすかったです。2020/06/20
碧子
1
農業学科で先生をされている4人のお子さんのパパさんの自伝。幼少期からそれぞれの学校、進路選択、就職、転職と人生の流れとその時々の出来事が記されています。それぞれの場面でどのような考えからそのような行動を取ったのか?また振り返ってみるとそれが自分のどういう思考や特性からくるものだったのか?が書かれていました。本人にはそういう理由があったんだ、なるほどなぁと思うことも多かったです。ご理解があり寄り添ってくださる奥様の存在が羨ましいです。2018/04/28
ふみ
1
農業学校で先生をしている男性の自伝です。小さいころから今までを短いパラグラフで綴っています。自分がアスペルガーかもと思ったのは大人になってから。書いている内容から小さいころどんなことで困って、どういってもらえば理解ができたのか伝わってきました。期待してもらったことが次につながる、というのはみんな同じ。人に期待されることがどんなに大切かわかりました。2016/08/28