目次
序章 自治体の姉妹都市交流に関する研究の必要性
第1章 姉妹都市交流の概観
第2章 研究の目的と対象
第3章 姉妹都市交流に関する先行研究
第4章 岩手県の自治体における姉妹都市交流
第5章 姉妹都市交流に関する事例研究―姉妹都市交流が休止している事例
第6章 姉妹都市交流に関する事例研究―姉妹都市交流が活発な事例
終章 自治体の姉妹都市交流―継続的交流を可能ならしめる要因
著者等紹介
佐藤智子[サトウトモコ]
1980年Mount Holyoke College大学院修了(ロータリー財団奨学生)。2009年東北大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)取得。Amherst College客員研究員(文部省在外研究員)、新潟大学人文学部助教授などを経て、岩手県立大学共通教育センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Keita Haga
2
理想は立派なのに、継続してるんだかわからない姉妹都市に昔から興味があった。意外と学問的な見地から研究されていないので、貴重な一冊。相手は経済的効果を求めているのに日本では文化交流しか志向されていないケースや、予算の裏付け(もしくは、理念を理解し資金を出すソーシャルキャピタル、市民の存在)が継続の第一条件であること、民に機運のない日本では、専門性とリーダーシップをもって官が動くことも重要であることがわかった。財政難や合併、締結先の多様化、観光への応用など、姉妹都市の危機・変化・可能性が凝縮されていた。2015/11/27