目次
第1章 広西チワン族自治区の登場―遅れてきた中国沿海部(広西の概要;広西の経済と産業;他省との経済競争力比較)
第2章 広西と西部大開発―ASEAN諸国との経済協力(西部大開発としての広西北部湾経済区;広西北部湾経済区発展計画の概要;ASEAN諸国との汎北部湾経済協力;広西の発展戦略の評価)
第3章 ベトナムとの関係―協力のなかの対立(中越関係の推移;ベトナムの「両廊一圏」構想;緊密化に伴う新たな問題)
第4章 南シナ海の領有権問題―ACFTAに刺さったトゲ(南沙諸島と西沙諸島;再び強硬化する中国と、ベトナムの反撃;中越関係の今後)
第5章 大中華圏の可能性と限界―新しい華夷秩序か(中国の国家戦略;人民元経済圏の形成;今後の展望)
著者等紹介
細川大輔[ホソカワダイスケ]
1951年大阪生まれ。大阪大学経済学部卒。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程修了。大手銀行でパリ、ホーチミン駐在など国際金融業務に従事した後、2000年から国際協力事業団(JICA)技術協力専門家としてベトナムの市場経済化支援事業に参加。2003年からはインドネシア中央銀行政策顧問。2005年から大阪経済大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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