出版社内容情報
日常を侵食される、恐怖。1999年、東京。ある少女が、街から姿を消した。命がけの「遊び」に巻き込まれた少年は、拳を握り、最後まで抗う――。エクスペリエンスが贈る心霊ホラーシリーズ第2弾『NG』待望の公式ノベライズ。
【目次】序章/第1章 うらしま女/第2章 金時の首太郎/第3章 おたけび作家/第4章 殺人桃/第5章 ツクヨミ鬼/第6章 赫映(かくや)/終章◆鬼島空良&天生目聖司の描きおろしカラーイラストつき
内容説明
1999年、東京。ある少女が、街から姿を消した。命がけの「遊び」に巻き込まれた少年は、拳を握り、最後まで抗う―。
著者等紹介
黒史郎[クロシロウ]
2007年『夜は一緒に散歩しよ』で第1回「幽」怪談文学賞長編部門大賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
61
美しくて不気味な表紙が写らないのが残念。人気ホラーゲームのノベライズだと全然知らずに読んだが面白かった。主人公の空良の前から突然姿を消した姪の愛海。彼女を探す空良の前に現れた着物姿の少女〈かくや〉は彼に「遊び」に勝たないと愛海は帰さないと言う。覚悟を決めた空良は命がけの「遊び」へと飛び込んでいく。仲間と共に「うらしま女」「おたけび作家」など〈かくや〉の放つ怪異の謎を解く空良。曖昧になっていく現実と異界の境目と日常が侵食されていく恐怖。端正で歪な世界観が独特でゲームもきっと面白いのだろうなと思うと興味津々。2024/04/22
逢沢伊月
24
原作ゲーム未プレイ う〜ん、Amazonレビューで評価が高かったので読んでみたが、個人的にはちょっと物足りなかったかな〜。原作のファンアイテム的な側面が大きいのかもしれない2024/05/20
りー
6
ゲーム無しで小説だけだとイマイチ2024/05/29
まっちゃん
2
ホラーは怖くてゲームはできないので本だけ。怪異の過去の切なさは前作以上な気がする。個人的には殺人桃は印象に残った。全体の雰囲気はやはり死印同様にダークでグロい。実況があればまた見ようかな。2024/08/03
きなこ
2
「キミと二人っきり」BLかな? 「キミに憧れてた」BLかな? 「他のヤツの名は口にするな」BLやん。 「キミを食う」あまきじ。 原作より掘り下げられてた気すらする、空良と天生目の関係性がすごかった……。っていうか、こういう作品は大抵、女子が正規ルート扱いだから葉月ちゃんルートに行くかと思ってた。驚きです。 小説としてのクオリティもちゃんと高くてもっと驚き。ゲームやドラマのノベライズってアレなのが多いから……。 地の文が読みやすいから、原作を知らなくても読めるかも。2024/04/03