目次
1 植民地社会の発展
2 植民地下のキリスト教ユートピア社会
3 近代国家パラグアイの盛衰
4 現代パラグアイの政治的歩み
5 多民族国家パラグアイの諸相
6 暮らしと社会
7 先住民文化とスペイン文化が織りなす世界
8 21世紀のパラグアイ
著者等紹介
田島久歳[タジマヒサトシ]
城西国際大学国際人文学部教授。1986~88年、在パラグアイ日本国大使館専門調査員を経て、1992年から現職。専攻:ラテンアメリカ近現代史、移民研究
武田和久[タケダカズヒサ]
日本学術振興会特別研究員(PD)、国立民族学博物館先端人類科学研究部外来研究員、アルゼンチン国立サン・マルティン大学社会科学高等研究所(IDAES‐UNSAM)客員研究員。2005年3月、上智大学大学院外国語学研究科(現グローバル・スタディーズ研究科)地域研究専攻博士後期課程修了。博士(地域研究)の学位を取得。上智大学イベロアメリカ研究所共同研究員、ジョン・カーター・ブラウン図書館(John Carter Brown Library)リサーチ・フェロー(米国)等を経て現職。専攻はラテンアメリカ史、ラテンアメリカ地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ああああ
7
三国同盟戦争で人口の9割の男性が死んだって、想像の域を超えすぎてよくわからん。なぜそんなことに?とか、どういう数え方で?という最初の疑問は読んでもそのままだが、それは普通に起こり得るんだろうな。2022/11/05
Masakazu Odawara
1
義父がJICAでパラグアイに滞在中で、この国について勉強してみようと手に取ってみた本だが、読破したことでマニアックな知識まで会得してしまった。 日系人の開拓と大豆の生産力・商品力向上への努力が、大豆生産高世界6位という経済の柱に成長したことには驚いた。 今も多くの日本人が同国の農業技術支援を行っている。食糧危機が懸念される昨今、安定した農業生産が可能で、且つ広大で肥沃な土地を持つ同国が未来の穀物共和国として日本の食糧事情を支えるパートナーに成り得るのではないかとの期待を抱いた。パラグアイ、イイ具合である。2014/10/13
ちんれん
1
一つの国をざっくり知りたい時読む明石書店のこのシリーズ。今回はパラグアイ。南米もかなり面白い。日系人の移民が移住したのが1950年代に多いためまだ「1世」が現役である事や、スペイン人の植民地経営の様子、キリスト教の布教と支配の歴史、隣国ブラジル・アルゼンチン・ボリビアとの関係、キューバに次ぐ長期の軍事独裁国家だった点など興味ある点が多々あった。2011/05/07
TOYODA Eizi
0
近くパラグアイに行くので勉強。表紙の色が微妙にガイドブックぽいが、なかなか熱のこもった本。2014/08/24
うめけろ
0
やっぱこのシリーズオモロイ。パラグアイなんて言われてもピンと来ませんよね、普通。2011/05/09