目次
第1部 前近代における人と文化の移動(古代キリスト教とジェンダー テクラ信仰―越境と自立の神話;仏教と女性―古代インドから中国・日本へ)
第2部 「労働力」の移動とジェンダー規範(一九世紀東アフリカ沿岸部社会の奴隷制とジェンダー―『スワヒリ人たちの慣習』を手がかりにして;自由しかし二流―仏領アンティル諸島における奴隷解放とジェンダー ほか)
第3部 帝国・植民地支配とジェンダー(メアリ・キングズリの文化相対主義―植民地経験のなかのジェンダー;「女児の命」をめぐる闘争―英領期インドにおける女嬰児殺しをめぐって ほか)
第4部 国民国家とその後(オーストラリア連邦の結成とジェンダー;ムスリム女性であり、フランス市民であること―二〇〇三年イスラームのスカーフ事件におけるムスリム女性市民運動(FFEME)の位置 ほか)
著者等紹介
粟屋利江[アワヤトシエ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。南アジア近代史
松本悠子[マツモトユウコ]
中央大学文学部教授。アメリカ社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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