光文社文庫<br> 誘拐捜査

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光文社文庫
誘拐捜査

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334779153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

過去と現在、二つの誘拐事件と姪の失踪の真相とは? 通信社の記者だった作者ならではの、事件現場に肉薄した社会派ミステリー。

内容説明

「美加ちゃんは、おれがさらった」八王子で起こった少女誘拐事件で、犯人から送られてきたメール。そこには、十四年前の姉妹殺害事件に関する重大事項が書かれていた。だが、その事件の犯人はすでに逮捕され死刑が確定していた。二十年前、姪の桜子を連れ去られた刑事・楢橋は、それぞれの事件の関連を解くため、強引に捜査に加わった。複雑に絡んだ謎の真相とは!?

著者等紹介

緒川怜[オガワサトシ]
1957年生まれ。東京外国語大学を卒業後、共同通信社に勤務。2008年、第11回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した航空サスペンス『霧のソレア』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

27
自責の念に苛まれ続けた楢橋の心は果たして救われたのだろうか。長い後悔と諦める訳にはいかなかった怒り。20年…姪の誘拐事件の先にどんな真実が隠されていたのか。知りたいという欲求を見事に満たした3つの時代の誘拐事件。全く関係の無いと思われていた幾つもの点が繋がって、やがて一本の線になる。現金窃盗に殺人事件、死刑廃止論と刑務官の自殺、暴力団抗争に児童虐待。そして冤罪疑惑。それらの背後に見え隠れするのは誰かの保身と思惑、そして悪意。犯人は誰?誘拐事件の被害者は何処にいる?伏線回収で裏切らない一冊。単行本を再読。2020/05/16

ちょん

20
爽快、読み応え抜群な1冊。芸が細かい。なんか設定が、小細工(笑)がいい味出しすぎてて面白い。普段から人の名前が苦手であまり覚えてない私なので、伏線が剥がれく時には「ちょっと待て、誰だっけ」を連発してましたが、そんな私でも本当に面白く読めました✨ほかのタイトルも気になる!!2021/09/19

ま~くん

11
14年前の姉妹殺害事件。犯人には既に死刑判決が下されていた。そんな中、別の少女誘拐事件の犯人から母親にメールが送られてくる。内容は14年前の事件の真犯人しか知り得ない重要な情報だった。複雑に絡み合う事件の真相を刑事達が執念の捜査で解き明かしていく。多少、強引なストーリー展開な感じもしたが、誘拐モノでは重量感タップリの良作。 又、楽しみな作家に出会えました。2020/01/09

1
締切に追われていて時間がなかったのかな?と思ってしまう完成度……。話がムダに複雑な割に、人物の書き込みが平板でありリアリティに欠ける。最初の100ページぐらいは面白かったのだが、進むに連れてどんどん読むのがつらくなっていく。悪い意味で。2020/04/14

めめぞう

1
★★★☆☆2020/01/17

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