内容説明
現代社会においては、子育てがむずかしくなったと言われる。本書では、急速に変化する子育て環境を概観し、“心理臨床”の実践手法を援用しながら、主に乳幼児期から学童期にある子どもと家族の支援のあり方について考察する。家族支援のための心理臨床の理論や技法のみならず、様々な支援の現場を紹介しながら、特にこれから支援にかかわる方々に役立つものを、できるかぎりコンパクトに、わかりやすく伝える。
目次
第1部 現代社会と家族(心理臨床的家族支援の発想;子育て家族の危機;子ども虐待の防止と社会的対応)
第2部 心理臨床からみた支援の基本(子どもの発達と親子関係;親の心理教育;親子の関係性を改善する介入の基本)
第3部 家族支援の現場から(子育て・家族支援に関わる人とフィールド;ハイリスク傾向にある親子への家庭支援;小児科での家族支援の実際 ほか)
著者等紹介
青木紀久代[アオキキクヨ]
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。博士(心理学)。臨床心理士。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。お茶の水女子大学大学院生活科学部助教授を経て、平成19年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。