目次
第1章 多文化社会とマイノリティ
第2章 移民と日本人
第3章 在日外国人
第4章 教育
第5章 政府・自治体
第6章 市民運動・NPO
資料編
「多文化共生」関係法令等一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
9
第6章の市民運動・NPOは重要。多文化共生社会は、問題を直視し、解決のための努力を市民ひとりひとりの手で重ねてゆくことで、初めて実現できる(135頁)。市民という概念は、11世紀にはヨーロッパの中世都市で誕生(142頁)。市民とは自治権をもつ都市において、社会を構成する主体としての自発的な立場をもった個人のこと(同頁)。市民権とは一定の固有の権利・義務を有する社会的成員としての性格(同上)。エンパワーメントも大事。これは、WIDやGADという、途上国開発の女性の役割を表す概念であった。自信をつければ力に。2013/07/05