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ノルウェーを変えた髭のノラ―男女平等社会はこうしてできた

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750331577
  • NDC分類 367.238
  • Cコード C0036

出版社内容情報

イプセンの『人形の家』から130年あまり、たくさんのノラたちの活躍が、世界でもトップの男女平等を実現した。男女の政治的平等を確立し、女性の社会的進出を後押ししたクォータなど、進んだ社会制度と様々な分野で活躍する女性たちの姿を生き生きと伝える。

内容説明

文豪イプセン『人形の家』のノラが自立して130年後のノルウェー現地ルポ。

目次

第1章 クオータは平等社会へのエンジン
第2章 虐げられた時代
第3章 女性の政治進出でこう変わった
第4章 自信をつけたノラたち
第5章 ルポ・国政選挙2009
第6章 100年遅れを挽回するには

著者等紹介

三井マリ子[ミツイマリコ]
女性政策研究家。1948年生、お茶の水女子大学卒、米コロンビア大学修士号取得(フルブライト奨学生)。都立高校教師から都議会議員になり2期務める。都に実施させたセクシュアル・ハラスメント対策は全国の自治体に影響を与えた。大学講師を経て大阪府豊中市男女共同参画推進センター初代館長、福井県武生(現越前)市初代男女平等オンブッドを歴任。その傍ら、全国フェミニスト議員連盟(初代代表)など多くの女性解放運動に参画。ノルウェーの「クオータ」など男女平等推進制度を執筆や講演で紹介し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

2
これまでの形を大きく変えようとすれば、様々な問題にぶつかることになる。そのときにこそ、現在の形が本当に正しいのかを検討し直してみる必要がある。常識と言うのは必ずしも正しいわけではなく、単純に昔から誰も手を付けてこなかっただけということもある。2017/12/10

Kaholly

2
2年前に出張でノルウェーに行った。彼らの働き方を見ては、日本の30年40年先をいってると感じたのが懐かしい。本物のワークライフバランスを見たような気がした。ノルウェーは言わずと知れた高福祉国家だが、女性の社会進出が世界で最も進んでいる国という。その点で、本著では日本の100年先をゆくと表現している。出産に関わる福祉、父親の育休制度、待機児童対策、男女雇用及び賃金の無差別化、クオータ制度の導入、離婚と子どもの救済など、いずれも先人たちが築き上げた産物である。著者の人脈と涙ぐましい苦労に拍手を送りたい。2016/04/24

たつみ

0
こういう問題ではよく女が、女が、と言われるけど、ノルウェーのこのエネルギッシュな女性たちも身の回りの男性が理解してくれてこその活躍だから、結局は男性側の意識の違いが大きいと思う。弱者は自分が弱者であることを嫌と言うほどわかっている。わかっていないのは強者で、そういう連中にこそ教育が必要なのだ。その意味で、現在の中年から若年層にとても反動的な層が少なからず見受けられるのは、彼らを教育した世代に責任があると思う。今更責任を取って貰えることでもないが、この事実は忘れずにおきたいと思う。2013/05/31

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