世界歴史叢書
アラブ経済史―1810~2009年

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  • サイズ B6判/ページ数 436p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750331546
  • NDC分類 332.28
  • Cコード C0322

目次

第1部 近代のアラブ経済(アラブ社会・経済の概況;一九世紀前半―経済多様化、初期の試み;一九世紀後半~二〇世紀初頭―植民地化とモノカルチャー型経済構造の形成;両大戦間期―工業化の再開)
第2部 第二次世界大戦後のアラブ経済(アラブ社会主義とその挫折;湾岸産油国(GCC諸国)―石油依存型経済からの脱却、その成長と課題
チュニジアとモロッコ―「中庸の国々」の現実的対応
ナセル後のエジプト―「負の遺産」の重み
中東・北アフリカの経済ハブの変遷
ドバイの躍進―湾岸の小港から中東最大の経済ハブへ)
第3部 現在のアラブ経済(SWF、イスラーム金融、FTA;ドバイ型開発モデルの伝播とその限界;課題―人材育成と地道な産業育成;課題―ガバナンス)

著者等紹介

山口直彦[ヤマグチナオヒコ]
1962年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。日本貿易振興機構のバグダッド、ロンドン、カイロ、ジャカルタの各事務所勤務、公正取引委員会事務総局国際協力企画官などを経て、現在、日本貿易振興機構に勤務。専門は中東・北アフリカの経済、政治、近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ドウ

5
図書館でパラパラと。ライース(首長、トップダウン型)、ムハーバラート(監視社会、治安維持)、レンティア(不労所得)の3要素でアラブ諸国の経済体制を特徴付けて論じる。これら3要素が顕著に現れ、かつ相対的に日本経済との関係が深い、エジプトのような大国やイラク、UAEといった産油国の話題がほとんどで、かつてパレスチナと呼ばれたエリアについての言及は少ない。因みにこの大部で索引がないのはたいへん読みづらい。2020/09/19

メルセ・ひすい

2
13-88 赤30☆1810から2009年までを通観アラブ諸国を横断的に観る。イスラームと血塗られた植民地主義の犠牲者。オスマン帝国の圧政。貧困と女性差別、教育制度の超貧困(一般国民は無知な奴隷であるほど扱いイイんです。生意気を言わず飼われてイナサイ!然り)と作為的国策の歴史。オイルブームと資源依存の虚構。 近現代のアラブ世界の歩みを、見落とされがちになる「経済」に焦点を当ててたどりながら、「多様」である一方、独特の「共通性」を持ち合わせたアラブ世界の実像を浮き彫りにする。☆これからのレンティア国家※2010/05/17

可兒

1
視点を変えると新しいことが分かる好例2014/05/24

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