目次
第1章 発達障害の特性と生きづらさの理解(発達障害の特性;発達障害と社会的問題)
第2章 発達障害がある人の就労を取り巻く課題(就労に向けた教育の課題;就労を支える制度と企業の課題)
第3章 発達障害がある人の就労支援のポイント(早期からの職業教育;就労支援のポイント ほか)
第4章 支援者・当事者からみた就労支援の実際(支援者の立場から;当事者の立場から)
著者等紹介
梅永雄二[ウメナガユウジ]
宇都宮大学教育学部特別支援教育専攻教授。慶應義塾大学文学部社会・心理・教育学科教育学専攻卒、筑波大学大学院修士課程教育研究科障害児教育専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼんくら
26
2010年刊。①特性と生きづらさの理解、②就労を取り巻く課題、③就労支援のポイント、④支援者・当事者からみた就労支援の実際。実際に関わっている支援者や、本人の事例に三分の二以上をさいている。どのケースをみても、やはり、早い段階で診断を受け、社会に出た時にどうするかという見通しをたてることが大切と感じる。学生時代はなんとかなっても、職場では通用しないのが発達障害のこわいところ。一流大学を出ても、誰でもできることが出来ない・・・2016/02/05
さなごん
4
図書館にて。今知りたいことがよくわかった。やはり大人になってからしょうがいがわかった場合はキツイこともよくわかった。この著者の本をいろいろリクエストしてみた。2014/07/20
ゆき
4
一般的に「見えない障害」と呼ばれる難病や内部疾患、精神病、発達障害…。そのうちのひとつ、発達障害は性格や個性とみられやすい特徴があるため、社会で手を差し伸べられる機会が遅れ、劣等感が強くなりうつになる人も少なくない。発達障害と一言にいっても、自閉症や学習障害、ADHDなどその人に合った支援が必要で、かつ支援者は専門的知識のあるセンターの人間だけでなく、身近な家族や職場の同僚の理解が必要らしい。メディアにとりあげられる機会も増えたが、私が認識する以上に発達障害の当事者は困っていることが多いのだなぁと再確認。2012/11/02
huchang
3
実務者・当事者・初学者ともに読みやすく分かりやすく使えないところはない、と思う。就労支援にがっちり入っている人はもちろん、乳幼児、児童の支援者が就労までのイメージを持てていればこれほど力強いものはないので、目を通しといて損はないと思う。すぐに役立たない知識やサポートの引き出しをたくさん持てる余裕が支援者にある社会になりますようにと願わずにいられないし、それがあれば発達障害のある人だけでなく、必要な人が必要な支援を遠慮なく受けられる社会になるのになぁ。佐野工科高校の洗車ビクス懐かしくてふふってなった。2020/10/06
かりん
3
3:おおげさになっちゃうかなと思いつつ。でもその方が気が楽。■仕事に彼らを合わせるのではなく、彼らにあった仕事を見つける。作業手順(期待されること、作業内容、ポイント)。曖昧な表現が苦手。2010/12/04