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内容説明
トラウマを生き延びたサバイバーのためのワークブック。サバイバーにとって役に立つ簡単で効果的なエクササイズやセルフケアの技法など、たくさんの情報提供がなされている。エクササイズに取り組むことで、PTSD(外傷後ストレス障害)からの治癒過程で必須の、安全感の確保、自己尊重感や自己統御感の回復を一歩一歩積み重ねていくことができるように構成されている。
目次
トラウマについて知る―単純性と複雑性
癒しの作業に取り組む前に―安全、安心、そして決意
起こったことを確認して、書いてみる
トラウマを再体験するような症状が出てきたときに役立つこと
回避や否認を使わずにトラウマに取り組む
PTSDの身体的な側面
PTSDに付随する症状に対処する―罪の意識、サバイバー・ギルト(生き残った者の罪悪感)、羞恥心、そして喪失感
感情の制御の難しさ(複雑性PTSDの症状、カテゴリー1)
注意力や意識の変化―解離とトラウマによる記憶の喪失に対処する方法(複雑性PTSDの症状、カテゴリー2)
身体化―トラウマはあなたの身体にどのように影響するのか(複雑性PTSDの症状、カテゴリー3)
トラウマが自己の認識に与える影響(複雑性PTSDの症状、カテゴリー4)
加害をした人について(複雑性PTSDの症状、カテゴリー5)
人間性における変化(複雑性PTSDの症状、カテゴリー6)
意味を見いだす(複雑性PTSDの症状、カテゴリー7)
最後に伝えたいことと最後のエクササイズ
著者等紹介
ウィリアムズ,メアリー・ベス[ウィリアムズ,メアリーベス][Williams,Mary Beth]
博士、臨床社会福祉士、認定トラウマ・スペシャリスト。アメリカ合衆国バージニア州のウォレントンでトラウマ・リカバリー・エデュケーション&カウンセリングセンターを個人で開業し、トラウマ・サバイバーの治療を行っている。また、危機介入を専門とするスクール・ソーシャルワーカーでもある。トラウマの専門領域において、アメリカだけでなく国際的に、著者、研究者、講師、そして社会政策アドバイザーとして著名である。トラウマストレス専門家協会の前代表でもある
ポイユラ,ソイリ[ポイユラ,ソイリ][Poijula,Soili]
博士。フィンランドのOy Synolon社のセンター・フォー・トラウマサイコロジーに所属する臨床心理学者であり、有資格の心理療法士である。フィンランドの赤十字大惨事グループと、厚生大臣の諮問委員会のメンバーでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。