目次
1 チェコとスロヴァキアのなりたち(国土と住民―国境線はどうやって決まった?;チェコ人とスロヴァキア人―兄弟?それとも夫婦? ほか)
2 チェコスロヴァキアの誕生、解体、再生、そして…(第一次大戦とチェコ人・スロヴァキア人―戦乱の中から生まれた共和国;お城の大統領―マサリクと第一共和国 ほか)
3 経済・社会(経済の現状―計画的に作りだされた市場経済は機能しているか;工業国の伝統は今も―チェコ経済の牽引車たち ほか)
4 暮らしの風景(伝統行事―年中行事ミニカレンダー;食生活―やはり家庭の味が最高 ほか)
5 文化・芸術(国際色と郷土色と―中世・近世の文化;民衆文化の一大モチーフ―スロヴァキアのナショナル・ヒーロー、ヤーノシーク ほか)
著者等紹介
薩摩秀登[サツマヒデト]
1959年東京都生まれ。一橋大学卒。一橋大学大学院博士課程修了。社会学博士。日本学術振興会特別研究員を経て、明治大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チェ・ブンブン
17
歴史のところは深かったが、チェコアニメの解説が薄くてちとガッカリ。ヤン・シュヴァンクマイエルの描写をもっと書いて欲しかった。旅行には行ってみたいが、国民性をみると留学には向かなそうだと思った。パーティ嫌いにはキツイかもね!2013/10/12
Yappy!
2
歴史だけでなく文化も政治もとなった時、この2国のことをまず学ぶにはこれ以上最適な本はないのではとまで思えて。ボリュームはあるけれど読み易くなっていて、東中欧でもみんながそこまで知らないこのエリア全体の興味が増します。 どのように歴史の中で歩んできて、最終的に比較的最近今の2か国になったのか。失礼ながら高校の世界史の教科書では惹かれないエリアだけれど、このシリーズはとても読みたくさせてくれる。知らない国・地域を学ぶのにおすすめできるシリーズだったんだなと再認識。2022/04/09
Taichi Ichikawa
1
チェコへ向かう飛行機の中で読了。 複数の専門家によって、歴史・文化・政治・芸術・建築etc.多角的に論じられている。特に歴史の章は分厚い。興味のある分野だけ拾い読みするのも良さそう。2022/03/03
渓流
0
チェコとスロバキアの先史時代、すなわち、チェコとスロバキアの祖型が語られていないところが若干不満。2014/12/13
南野
0
フス派、二種聖餐、プラハの春、社会主義体制とヒューマニズム、ロマへの規制、別荘、カフカ、クラシック2022/05/11