目次
1 それぞれの家族13の里親物語(ゆっくりと「子育て」を楽しみたい;「必要とされている」ことをかみしめて;「里親」という生き方 ほか)
2 里親・里子の応援団として(教育現場でできること;FCG(里親・養親ケアグループ)の取り組み
里親さんの関わりは真剣勝負 ほか)
3 里親制度をもっと知るために(里親とは何か;里親になるには?;里親を理解するためのキーワード)
著者等紹介
坂本洋子[サカモトヨウコ]
1985年に東京都養育家庭里親に登録し最初の里子を迎えて以来、2008年までの23年間で12人の里子を受託。現在は3歳から16歳まで6人の子どもと暮らす8人家族。先輩里親として、多くの里親さんの支えとなっている。里親ファミリーホーム全国連絡会相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
18
かなり本気でもう一人子供を迎えることを考えています。ただ、うちは本当に自由気ままなボヘミアン生活なので、不安定な状況にある子供をさらに混乱させるのはどうなんだろう?とか悩み、夫婦で話し合い、まずは今年からボランティアをしたい、と相談しています。色々リサーチ中。まずはフレンドホームがしたいなあ。2016/02/06
nitori
5
未委託里親として参考までに読了。少し古い本なので状況が変わっていることもありますが参考になりました。楽しさや愛しさを全面に出しているので、『ほんとに?』って言いたくなるひねくれた私…。金銭面を含めた実際の生活のまわし方などをもう少し詳しく知りたかったです。2019/01/27
海
3
サブタイトルを見ても想像がつくように、里親となってよかったことがほとんど。と言うか一旦預かった子を持て余してしまい元の施設に返しても「あの子に会えて、育てられてよかったです!」と言った前向きなことばかり書いてある。返された子どもはどう思っているんだろうね。里親制度にはきっともっとダークな部分が満載だろうに、そこの部分には触れられていない。2012/10/16
凛
1
実子でも子育ては難しい。でも里子と生活する中できっと人間的に試される部分、多いだろうなと。その分、実子の子育て経験しかないわたしは、実子に許されながら子育てさせてもらってるんだなと思う。 里子のように、様々な環境の中での経験の中で、家庭環境を、家族を教えてあげたい、と思うのは自身すごくある。これを読んでとても興味が出た。 2019/12/19
ぷくこ
1
養育里親の経験についてのインタビュー。子育て中の身としては、「自分の子どもを育てるだけで精一杯なのに、里親を引き受けるなんて、よほど人間的に“デキた”方なんだろうな」というのが読む前のイメージ。それも事実だろうけど、それよりも里親で必要なものは「自分だけで抱え込まないこと」なのだとこの本を読んで思った。そしてそれは、実子を育てるときにも言えることかもしれない。もちろん里親ならではの困難は、実際にはこの本に書かれている以上のこともあると思うのだが、私にとっては「子育てとは」を相対化する視点を受け取った本だっ2013/04/11