日本のフェアトレード―世界を変える希望の貿易

長坂 寿久【編著】

明石書店（2008/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 314p／高さ 19cm
• 商品コード 9784750327938
• NDC分類 678.21
• Cコード C0036

目次

第１部　総論　フェアトレード入門（フェアトレードとは何か；フェアトレード基準について―フェアトレードの国際的連携と課題　ほか）
第２部　日本のフェアトレード団体（フェアトレード・ラベル・ジャパン（ＦＬＪ）―認証制度の導入でスーパー・百貨店で販売可能に
シャプラニール＝市民による海外協力の会―いちばん身近な海外協力　ほか）
第３部　日本のフェアトレードショップ（花巻　おいものせなか―足元の暮らしから世界へ；金沢　コミュニティトレードａｌ（アル）―皆でお互いを支え合う暮らし　ほか）
第４部　日本のフェアトレード情報ネットワーク（チョコレボ実行委員会―チョコを選べば、世界が変わる；フェアトレード・リソースセンター（ＦＴＲＣ）―フェアトレードの情報提供サイト　ほか）

著者等紹介

長坂寿久［ナガサカトシヒサ］
神奈川県生まれ。拓殖大学国際学部教授（国際関係論）。明治大学卒業後、現日本貿易振興機構（ジェトロ）入会。シドニー、ニューヨーク、アムステルダムに駐在。１９９９年から現職。（財）国際貿易投資研究所客員研究員、ＡＣＥ（児童労働に反対するＮＧＯ）顧問、日蘭学会評議委員、映画評論家、等（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Kyoko]

日本のフェアトレード団体やフェアトレードショップについて知ることができる。この本では、フェアトレードラベル運動の課題について書かれていた。スーパーやデパートなどにフェアトレード商品を置いてもらいやすいよう推進され始めたフェアトレードラベル。大手企業がラベルを取得した。それによってフェアトレードは広まりをみせたが、一方で打撃を受けるNGOが出てきたという。経済活動と切っても切ることのできないフェアトレード。このような問題点が出てくるのは仕方がないのだろうか。

2012/09/09

[かりん]

3：どうしてもしっくりこない。ヒトとして未成熟なのか…。人間の物語に触れる商品。収益だけを目的とした貿易。人間性の回復。環境難民。被災リスク79倍。前払い。議事録。水道の民営化。マックス・ハーフェラール。ＮＧＯ型と認証型。ネスレ。慈善から正義へ。フェアトレードタウン。賃金の10％を強制貯蓄。

2008/11/24