世界の幼児教育・保育改革と学力

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750327891
  • NDC分類 370.8
  • Cコード C0337

内容説明

「学力」はタブーか?急激に変わる世界の幼児教育。問われる日本の保育の質。子どもの発達を「学び」の視点でとらえ直す。

目次

第1章 世界の幼児教育・保育改革最前線―問われる保育の質・動き出す公共政策
第2章 欧米の幼児教育・保育改革―欧米の幼児教育・保育改革の構図(フィンランド‐保育・幼児教育・学校の連携―子どもの健康と幸福のために;ドイツ‐PISAショックによる保育の学校化―「境界線」を越える試み;フランス‐3歳以上すべての子どもの学校―幼小一貫のカリキュラム ほか)
第3章 アジアの保育・幼児教育改革―アジアの保育・幼児教育改革の構図(韓国‐出発点の不平等と少子化のはざまで―子育ての社会化をめぐるジレンマ;中国‐全人民の資質を高める基礎「早期の教育」―競争力と公平性の確保;台湾‐過度な早期教育熱は改まるか?―教育偏重から「教育とケア」へ ほか)
第4章 日本の幼児教育・保育改革のゆくえ―保育の質・専門性を問う知的教育

著者等紹介

泉千勢[イズミチセ]
1946年生まれ。大阪府立大学人間社会学部教授。ユネスコの活動に参画するNGO世界幼児教育保育機構(OMEP)日本委員会前会長。ロシアの心理学者エリ・エス・ヴィゴツキーの『思考と言語』との出会い、留学先のスウェーデンでの保育・高齢者・障害者関係も含む社会福祉現場での発見が原点

一見真理子[イチミマリコ]
1958年生まれ。国立教育政策研究所国際研究・協力部総括研究官。大学・大学院では中国語・比較教育学、教育史を専攻。その後、アジア地域の教育政策と教育改革、国際交流史、学校と地域社会との連携、就学前教育・子育て支援・早期教育等を中心に調査研究を行う。いずれにしても教育と人間をめぐる持続可能な開発やホリスティックなアプローチに関心がある

汐見稔幸[シオミトシユキ]
1947年生まれ。駒澤大学、東京大学を経て、現在白梅学園大学学長。育児学や保育学を総合的な人間学と考えている。3人の子育てに関わった経験から、父親の育児参加を呼びかけ、保育者たちと臨床育児・保育研究会を立ち上げ、定例の研究会を続けている。自身の責任編集による保育交流誌『エデュカーレ』を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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