内容説明
本書は、五回にわたる交渉の経緯を描いた第一部、アハティサーリの回想を記した第二部、GAMの武装解除や国軍の撤退実現までの関係者の苦闘を描いた第三部で構成されている。
目次
第1部(津波 二〇〇四年一二月二六日;序曲 第一回交渉―二〇〇五年一月二七日~二九日;暫定予備交渉 ほか)
第2部(マルティ・アハティサーリ「調停者は自分の望みは何であるかを知らなければならない」;なぜ、アハティサーリか)
第3部(待ちわびた恩赦;武器を手渡す;第一ラウンド イルワンディのショー ほか)
著者等紹介
メリカリオ,カトゥリ[メリカリオ,カトゥリ][Merikallio,Katri]
1961年生まれ。フィンランドの週刊ニュース誌『スオメン・クバレティ』記者。1990年代初めからアジアを中心に国際的な事件やニュースを追いかけ、2000年には、そのジャーナリズムの業績が公共的な情報提供に貢献したとして国家から栄誉の賞を与えられた。現在はインドに拠点を移し、取材活動を続けている。4人の子どもの母親でもある。国際関係論の修士号取得
脇阪紀行[ワキサカノリユキ]
1954年生まれ。京都大学法学部卒業、1979年朝日新聞入社。松山支局、和歌山支局、経済部などを経て、1990年よりアジア総局(バンコク)勤務。米国ワシントンへ研修留学後、1997年から東南アジア担当の論説委員。その後、ベルギーのブリュッセル支局長、外報部次長を務めた後、2005年から論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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