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現代インドを知るための60章

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750326429
  • NDC分類 302.25
  • Cコード C0336

目次

1 インドの輪郭(世界が注目するインド経済―中国と並ぶ位置づけ;騒がしい民主国家―インド民主主義の変容 ほか)
2 民主政治がもたらすもの(「宿命の対決」を生んだ分離独立―印パと独立の構図;世界「最大」の憲法をつくり、育むインドの人々―基本的人権の保障 ほか)
3 インド経済の光と影(世界に名を馳せるインドの財閥―大胆な海外企業の買収;日本も注目する株式市場―企業収益による裏付け ほか)
4 複雑な社会を読み解く(インドでカーストはどのような意味をもつのか―インド社会とカースト;留保制度につのる不満―適用範囲の拡大に強い批判 ほか)
5 インドのさまざまな顔(急激に拡大変化する大都会―デリー;経済グローバル化の最前線―バンガロール ほか)

著者等紹介

広瀬崇子[ヒロセタカコ]
1948年生まれ。専修大学法学部教授、ロンドン大学Ph.D.。南アジア政治・外交専攻

近藤正規[コンドウマサノリ]
1961年生まれ。国際基督教大学教養学部上級准教授。早稲田大学インド経済研究所客員研究員、東京大学教養学部非常勤講師、日印協会理事。スタンフォード大学Ph.D.。開発経済学専攻。アジア開発銀行、世界銀行にてインドを担当。財務省、経済産業省、ジェトロ等のインド研究会座長

井上恭子[イノウエキョウコ]
1944年生まれ。大東文化大学国際関係学部教授。南アジア政治・国際関係専攻

南埜猛[ミナミノタケシ]
1964年生まれ。兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授。地理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこまんま

24
先日篠田節子の「インドクリスタル」を読んで俄然インドに興味を持ったので、これは純粋にお勉強本です。 経済や政治にはかなり疎いのであまり理解できていと思うけれど、歴史、宗教、文化が好きなので興味深く読めた。 「インドってどんな国?」という疑問にあらゆる角度から答えてくれる良本。 2015/09/09

うちひと

2
10年前の本なので、それだけ情報が旧いと思って読んだ方がいいが、インドの政治、経済、外交の軸を理解する助けになる。(一方で五章の都市ごとの概観は主観に満ちており、参考になるとは言い難い。)本誌をもってインドを知れる本ではなく、インドを学ぶための基盤作りと考えれば、悪くない本。2018/11/04

まっさん

2
いよいよ20日からインドへ。一通りのことはわかった。あらゆる面で進んでいたり遅れていたりするものの、それを良しとして前に進むバイタリティが躍進の秘訣なんだろうな。2015/07/12

ひで

2
来年3月にインド旅行に行くことが決定。その前に色々な知識をつけようと本書を読んだ。特に経済のところがおもしろい。中間層の大きさなどよく言われているが実際に数字がわかるとそのすごさがわかる。また農村の貧困さも改めて認識したが、そこにまたチャンスがあることも興味深い。2011/12/10

たろーたん

1
世界最大の民主主義国インド。しかし、そのため20世紀は経済政策とかよりも、エスニック集団やカーストグループのアイデンティティから選挙をする形が大きかった。アイデンティティが過度に強調された結果、貧困問題などは背後に追いやられ、政党は安易な集票活動に走り、政治の不安定化や政治家の質の低下、民主政治の機能不全を招いたそうだ。1980~1990年代前半がピークだったそうで、現在はなおりつつある。しかし、宗教による対立、例えばヒンドゥーとムスリムの衝突や襲撃事件は現在もあり、完全解決ではなさそう。(続)2025/01/28

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