目次
種々の偏見の研究
第１部 極端な一般化を批判する（偏見をめぐる諸理論―予備的な分類；「偏見を持つパーソナリティ」はどうなったか；社会学がアメリカのディレンマを概観する；ひとつではない偏見；さまざまな同性愛嫌悪）
第２部 再出発―複数形の偏見（理論構築に向けて―「社会的性格」；性格類型とそれぞれの欲望のイデオロギー；起源と発達ライン―子どもと偏見；思春期の憎しみの目的；共有される偏見・社会的スタイル；理念型を構築する；身体的自己愛・精神的自己愛）
第３部 今日のイデオロギー―被害者たちは語る（さまざまな口封じ；ヒステリー型抑圧への抵抗；性差別の矛盾を感じ、同性愛嫌悪の標的となる）
著者等紹介
ヤング＝ブルーエル，エリザベス［ヤングブルーエル，エリザベス］［Ｙｏｕｎｇ‐Ｂｒｕｅｈｌ，Ｅｌｉｓａｂｅｔｈ］
１９４５年生まれ。コロンビア大学精神分析訓練研究センター教授。師ハンナ・アーレントの伝記執筆を通じて精神分析や心理学への関心を深める。アカデミズムで研究・著作活動を進めながら、サイコセラピストとしても活動中。１９９６年、『偏見と差別の解剖』により米国出版社協会・心理学部門学術専門書賞を受賞
栗原泉［クリハライズミ］
東京都生まれ。米国セント・メリー大学卒（英語・哲学専攻）。エンサイクロペディア・ブリタニカ日本支社編集部勤務を経て、翻訳に携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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