内容説明
1964年、フランスの地方都市オルレアン。大胆で好奇心旺盛なジャン=クリストフ(愛称ティト)、冒険小説が大好きで空想的なピエール=フランソワ(ファフー)、おっとりしたフロランス(シコトン)の3人きょうだいは、父と母の愛に包まれ、穏やかな日々を送っていた。ところがある日、路地で遊んでいたジャン=クリストフに突然てんかんの発作が起こる。両親は息子を連れて病院へと向かったが、そこで医師たちから告げられた言葉にショックを受け―。三十数年にわたる家族の軌跡と作家自身の心の歩みを描いた、壮大なる作品。ファンタジックな力強い絵で、てんかんを患う兄と家族の軌跡を描く。世界各地で高く評価されたフランスまんがの名匠による自伝的作品。フランス語版全6巻分を完全収録。
著者等紹介
ベー,ダビッド[ベー,ダビッド][B.,David]
1959年2月9日フランス、ニーム生まれ。1986年、le Timbre mauditで作家デビュー。1990年、フランス漫画(BD)界に、造本・スタイル・テーマの面で革命的な影響力を与えた出版社L′AssociationをJ・C・ムニュ、マット・コンテュール、キロフェール、ルイス・トロンダイムらと共に創設。翌年同社から2作目、la Bombe familialeを発表。10年間にわたる夢の記録を漫画化した短篇集le Cheval bl^eme(1992)は、1993年アングレーム国際漫画フェスティバルにて優秀新人賞ノミネート。1996年から2003年にかけて制作したl′Ascension du Haut Mal(大発作)は同フェスティバルにて第2、6巻が優秀作品賞ノミネート、第4巻が最優秀シナリオ賞を受賞
ボワレ,フレデリック[ボワレ,フレデリック][Boilet,Fr´ed´eric]
1960年生まれ。東京在住フランス人漫画家。日仏漫画間の交流に尽力。2006年、フランスにてベスト脚本家賞Petit Robertを受賞
関澄かおる[セキズミカオル]
1966年生まれ。愛知県立芸術大学美術学部卒業。広報職を経て、フレデリック・ボワレの作品を主に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
扉のこちら側
NAO
syaori
くさてる