目次
飲む―一人で一杯ひっかける
握る―男同士でも手をつなぐ
食べる―キムチはおかわりが自由である
支払う―四人で飲めば四次会
撮る―あなたもスターになれる野外撮影
謝る―友だち同士に「ゴメン」ということばはない
保つ―死んでもよいから健康でいたい
駆ける―バスを追いかけて
広がる―辛くてコクのあるチャンポン
愛する―郷土愛の裏側〔ほか〕
著者等紹介
林史樹[ハヤシフミキ]
1968年、大阪生まれ。1992年、同志社大学文学部卒業。1997年、東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了。2001年、総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修を修了(博士(文学))。日本学術振興会特別研究員(PD)、国立民族学博物館外来研究員を経て、2003年から神田外語大学外国語学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miyumo
1
この著者が1990年に始めて韓国を訪れてからこの本が発行される2006年頃までの韓国の変化や、日本人から見た日本人と韓国人との違いが、公平な視点で書かれていて日本人はもちろん韓国の人にも読んでもらいたい本だと思う。単に隣国との異文化論でなく、日本人が普段当たり前と感じている生き方や考え方を見直すきっかけともなりそう。2012/03/25
miho n
0
数十年に渡り何度も韓国を訪れている作者が自らの経験と彼の韓国人の妻の話をもとに執筆した本である。『韓国がわかる60の風景』というタイトルからも分かるように、韓国文化・社会のあらゆる面を切り取り、実際のエピソードや作者なりの考察が書かれている。細かい章に分かれており、興味のあるトピックから選んで読むことも可能だ。韓国地域研究の入口に立つための一冊として、また韓国文化に興味を持ち始めた人が知見を広げるための一冊として楽しみながら読める。個人的にはこの本を読んで初めて"日本フィール"というものを初めて知った。2016/06/28