出版社内容情報
指定管理者制度に基づいて、NPOも指定管理者に指定されるようになった。公の施設の管理運営を開始している以上、単に制度上の問題を指摘するだけではなく、NPOが指定管理者として、どのように公の施設の運営にかかわっているのかを調べ、管理運営における成果と課題を分析し、制度をよりよいものにしていくために、NPOによる公の施設のマネジメントのあり方を提示する。
目次
第１部 事例編（東京都新宿区・環境学習情報センター―市民参加型のセンター運営を標榜；福岡県福岡市・ぽんプラザホール、ゆめアール―文化芸術の発信基地と地域での育成を二つの施設で；埼玉県草加市・児童クラブ―ＮＰＯと運動の両輪で学童保育を推進；兵庫県尼崎市・女性・勤労婦人センター トレピエ―提案する側からセンターの事業で思いを実現する立場に；東京都八王子市・長池公園―公園の管理とコミュニティづくりの融合；愛知県名古屋市・なごやボランティア ＮＰＯセンター―コンソーシアムによる運営の実績と課題）
第２部 制度編（指定管理者制度とは；ＮＰＯの現状と指定管理者制度；指定管理者制度の課題とＮＰＯの事業展開）
第３部 マネジメント編（ＮＰＯによる指定獲得へのマネジメント）
著者等紹介
柏木宏［カシワギヒロシ］
大阪市立大学大学院創造都市研究科教授。専門はＮＰＯマネジメント。東京都出身。同志社大学文学部卒業後渡米、ラトガース大学大学院労働研究科をへて、１９８５年にロサンゼルスで日本太平洋資料ネットワーク（ＪＰＲＮ）を設立。日米の市民運動の連携やアメリカのＮＰＯの調査研究、日本のＮＰＯの人材育成などの事業にかかわる。２００３年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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