OECD国際投資展望 世界経済の潮流とインベストメント―持続可能な発展と貧困削減に向けて

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OECD国際投資展望 世界経済の潮流とインベストメント―持続可能な発展と貧困削減に向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750323787
  • NDC分類 338.92
  • Cコード C0033

出版社内容情報

現代の国際社会は、貿易から投資へ大きくシフトしている。既存の単なる自由化政策を超えた、生産性の改善を達成しうる効果的な貿易・投資政策が求められている。本書では、現在の国際社会における各国の海外直接投資の動向を、詳細なデータ・文献をもとに分析。さらに、投資に関する政策枠組みや公益事業におけるパートナーシップの促進などの重要論点も論究。また、ベトナムを例に、発展途上国における投資と開発援助の役割とその効果を、実例を基に考究する。

日本語版への翻訳者序文
まえがき
編者より
第1章 海外直接投資の趨勢と近年の進展
 要旨
 1 OECD加盟国における海外直接投資
 2 非加盟国経済の拡大する役割
 3 国際協定を通じた投資の拡大
 4 焦点:「知識経済」のグローバル化は進展しているか?
  付録1.A1 国際直接投資統計
第2章 重要論点:投資に関する政策枠組み
 投資関連貿易政策
 1 貿易、国内投資、FDI間の相互作用関係の変化
 2 本国および受入国の輸出入に対する貿易政策
 3 検討課題
  付録2.A1 貿易政策の効果性測定のための枠組みと「グッド・プラクティス」
  付録2.A2 貿易政策評価のためのベンチマーク指標
 投資に向けた競争政策
 1 競争政策と魅力的な投資環境との関係
 投資に対する租税政策
 1 租税政策と経済発展
 2 租税と投資――その関係性
 3 租税と投資――主要検討課題の概観
第3章 公益事業における公民パートナーシップの促進:開発援助の役割
 1 公益事業で最も一般的なPPP形態
 2 発展途上国におけるPPPの近年の傾向
 3 PPP経験
 4 PPPの市場性確保のためのODA活用
 5 要約とこれまでの経緯
第4章 投資活性化と開発援助の役割:近年のベトナムでの経験
 1 対ベトナムODAのこれまでの経緯
 2 ベトナムのODA・投資環境
 3 大局からの視点:ODA・投資経緯の概観
 4 要約と結論

 従来、海外直接投資は、富裕国による「超過キャッシュ・フロー」の再投資、あるいは最先進国間での企業同士の乗っ取り勝負とみなされてきた。しかし、国際投資の本質は急速に変化しており、通常「発展途上国」に分類されている国々が重要な対外直接投資国として台頭してきている。また、多くの発展途上国がグローバル化の過程に参画している。それも単なる低コストの生産拠点としてだけでなく、多国籍企業のグローバルな価値連鎖と貿易ネットワークの中における本格的なパートナーとしてである。こうした現象を通して、地理的境界と経済発展段階を超えて政策課題の収斂が進む新たなグローバル・アーキテクチャーの出現につながっている。
 本書第2章の「重要論点」では、こうした投資環境創出に向けた政策に焦点を当てている。本章に収録してある論稿は「投資のための政策枠組み」を作成する作業に基づくが、投資を誘致しその経済的利益を最大化するために良好な投資環境の整備を目指す、政策当局に向けた推奨検討課題のチェックリストも扱っている。この作成作業は、OECD加盟国の代表と関心を抱く全ての非加盟国の代表で構成されるタスクフォースが行っている。本章に収録してある論稿は、外国貿易政策、競争政策、財政政策である。
 本書ではその他、特に開発の財源として鍵を握る海外直接投資を中心に、国際投資を重視する「モンテレー・コンセンサス」からの課題に焦点を当てている。開発当局による国際(対内)投資促進のための取り組みに併せインフラ整備への民間企業参入の経験を検証した論稿(第3章)、開発援助を投資環境整備に活用したベトナムの10年以上にわたる経験を詳細に扱った論稿(第4章)が収録されている。

内容説明

本書『OECD国際投資展望』では、“モンテレー・コンセンサス―2003年11月のヨハネスブルクにおける宣言、開発に向けた投資イニシアティブ”を受け、OECDがフォローアップしてきたものの中で、重要な部分に絞って取り上げている。

目次

第1章 海外直接投資の趨勢と近年の進展(OECD加盟国における海外直接投資;非加盟国経済の拡大する役割 ほか)
第2章 重要論点―投資に関する政策枠組み(投資関連貿易政策;投資に向けた競争政策 ほか)
第3章 公益事業における公民パートナーシップの促進―開発援助の役割(公益事業で最も一般的なPPP形態;発展途上国におけるPPPの近年の傾向 ほか)
第4章 投資活性化と開発援助の役割―近年のベトナムでの経験(対ベトナムODAのこれまでの経緯;ベトナムのODA・投資環境 ほか)

著者等紹介

門田清[カドタキヨシ]
1965年、宮崎県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得・満期退学。福山平成大学経営学部助教授、早稲田大学産業経営研究所特別研究員。専門は国際ビジネス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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