出版社内容情報
保育・教育の場で、今まであたりまえにとらえられていたことを問い直し、子どもとのかかわりかたを具体的な実践事例をとおして多様な視点で検討する。保育、教育にかかわっている人、またはこれからかかわろうとしている人必携の書き込み式体験学習テキスト。
この本を手に取ってくださった方へ
PART 1
宇宙人への手紙
1 子どもへのまなざし
2 子どもとおとなのかかわり
3 子どもの育つ場
PART 2
1 いいクラスってどんなクラス?
2 子ども理解ってどういうこと?
3 ワークショップで学んでいることは何?
4 ホンモノの体験ってどんな体験?
5 連携で期待されていることって何?
6 不登校の子どもってどんな子?
7 自己肯定感の高い子どもってどんな子?
8 教師にできることは何? できないことは何?
おわりに
参考文献
資料
子どもの権利条約(抜粋)
教育基本法
この本を手に取ってくださった方へ
この本は、大きく、PART1とPART2に分かれています。PART1では、子どもをめぐるさまざまなテーマを考えるさい、前提とされている事柄の、そのまた前提となるような事柄を取りあげました。PART2では、子どもをめぐるさまざまなテーマを、保育や教育の具体的な実践事例をとおして検討しています。
この本は、読者のみなさんが、書きこみをしながら読み進めることができるように工夫されています。いったん立ち止まって自分の考えをふり返ることは、その時点で自らがどこに立っているのかを明確にします。それを自らの基点として、自分とは異なっていたり、似通っているものの見方や考え方を吟味することは、読者のみなさん1人ひとりのものの見方や考え方を、さらに深めることになるでしょう。
この本は、保育や教育をめぐる理想論を追い求めているのではありません。この本を貫いているのは、今を生きている子どもの実際の姿から学ぼうという姿勢です。
この本は、どこからでも読み始めることができます。PART1から読み始めても、PART2から読み始めても、PART2のどの事例から読み始めてもらってもかまいません。あなたが読み始めたいと思ったところが、おそらく、あなたにとって、最も切実なテーマにつながっていると思います。
2005年12月
井上寿美・笹倉千佳弘
目次
子どもへのまなざし
子どもとおとなのかかわり
子どもの育つ場
いいクラスってどんなクラス?
子ども理解ってどういうこと?
ワークショップで学んでいることは何?
ホンモノの体験ってどんな体験?
連携で期待されていることって何?
不登校の子どもってどんな子?
自己肯定感の高い子どもってどんな子?
教師にできることは何?できないことは何?
著者等紹介
井上寿美[イノウエヒサミ]
1958年生まれ。関西大学他非常勤講師
笹倉千佳弘[ササクラチカヒロ]
1958年生まれ。夙川学院短期大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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