出版社内容情報
全ての人々が、安全で信頼性の高い水資源や衛生設備を妥当な価格で利用できるようにするにはどうしたらよいのか。水の効率的かつ効果的に管理する方法について様々なOECDのプロジェクトの成果をまとめた報告書。
要約
第一部 水管理における主な課題
第1章 重要な傾向と課題
第2章 課題への対応──近年におけるOECDの経験
第二部 市場原理を活用した水管理
第3章 OECD諸国における水価格設定
第4章 特定OECD非加盟諸国における水価格設定
第三部 意思決定の改善
第5章 民間部門との協力活動
第四部 科学技術の活用
第6章 飲用水質の改善に関する技術と情報の需要
第五部 開発途上国との協力活動
第7章 水道・衛生設備部門への支援
第六部 結論
参考文献
まえがき
本書は、より効果的な水管理政策を開発し実施する上で関連するOECDの一連の事業計画を通じて得られた主な教訓のうちの一部を報告書としてまとめたものである。ここで取り上げられるのは、OECD加盟諸国のみならず、非加盟諸国(主に東欧、コーカサス、中央アジア地域、および中国)において経験された事例である。本書はまた、2003年3月に日本の京都、滋賀、大阪において開かれた第3回世界水フォーラムのためにOECDが行った貢献の中心でもあった。
本文では水管理における主な課題のあらましが紹介された後、水に関連して持続可能な開発を支持するために必要とOECDが認めた以下の四つの基礎条件が扱われる。
●市場のより広範囲な活用。
●意思決定の過程や制度の改善による政策一貫性の強化。
●科学技術の活用。
●国際社会の共通目標に取り組むための開発途上国との協力活動。
各章の冒頭では当該の章と水管理一般との関連が概説され、それに続く節では地域におけるOECDの具体的な活動に焦点が合わされる。このため本書においては、水管理に関するすべての重要な論議についての包括的な検討は行っておらず、OECDが近年実施した水に関連する数種の事業計画
目次
第1部 水管理における主な課題
第2部 市場原理を活用した水管理
第3部 意思決定の改善
第4部 科学技術の活用
第5部 開発途上国との協力活動
第6部 結論
著者等紹介
及川裕二[オイカワユウジ]
1952年、千葉市生まれ。国学院大学文学部哲学科卒。著述・翻訳業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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