女性に対する暴力をめぐる10年―国連人権委員会特別報告者クマラスワミ最終報告書

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750318325
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

国連人権委員会「女性に対する暴力、その原因と結果に関する特別報告者」であるラディカ・クマラスワミ氏が2003年1月に発表した最終報告書の全文と、その付属文書の抄訳を収録。報告書の理解をより深めるために関連分野からの解説も充実させた。

まえがき
凡例

第一章 最終報告書全文
 概要
 序文
 1 一九九四年から二〇〇二年までの発展
 2 武力紛争
 3 家庭における暴力
 4 性暴力・レイプ
 5 セクシュアル・ハラスメント
 6 人身売買
 7 宗教的急進主義と有害な伝統的慣行
 8 結論
 9 勧告

第二章 付属文書一 各国調査報告
アンゴラ/ブルンジ/コンゴ民主共和国/ジブチ/リベリア/ナミビア/ルワンダ/シエラレオネ/ソマリア/スーダン/ウガンダ/アルジェリア/アフガニスタン/朝鮮民主主義人民共和国/インド/インドネシア/日本/大韓民国/ミャンマー/スリランカ/東ティモール/ハイチ/ペルー/グルジア/ロシア連邦/セルビア・モンテネグロ

第三章 解説
 クマラスワミ最終報告書と国際法 前田朗
 クマラスワミ報告の一〇年 石塚直子
 「慰安婦」問題の一〇年を振り返る――クマラスワミ一〇年の活動と国際規範の発展から―― 西野瑠美子
 クマラスワミ報告書を日本で有効に活用するために 柳本祐加子

資料
 用語集
 「女性に対する暴力」に関する国際・国内動向年表

あとがき

目次

第1章 最終報告書全文(一九九四年から二〇〇二年までの発展;武力紛争;家庭における暴力 ほか)
第2章 付属文書一 各国調査報告(アンゴラ;ブルンジ;コンゴ民主共和国 ほか)
第3章 解説(クマラスワミ最終報告書と国際法;クマラスワミ報告の一〇年;「慰安婦」問題の一〇年を振り返る―クマラスワミ一〇年の活動と国際規範の発展から ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

17
ラディカ・クマラスワミによる国連委員会の報告書。戦時性暴力をジェノサイドに認定し、また人道に対する罪とした一連の判決や性器切除の風習などの問題を報告している。ルワンダ国際刑事法廷やフォツァ事件の裁判ではそれぞれ戦時性暴力が人道に対する罪とジェノサイドに問われた。なお、この動きの中で日本の「従軍慰安婦」問題も法的責任を問われている。テレビや新聞だけでは分からないかもしれないが,国際的には「性奴隷」とされており、旧日本軍の人道に対する罪が問われている。日本の極右政治家や評論家の戯言に騙されないように。2021/12/18

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