出版社内容情報
官僚主導型のタテ割り行政と現場を無視した専門家による「技術屋」が日本経済を低迷させる諸悪の根源。弁護士として不況にあえぐ市民に日々接する著者が、小泉政権の経済政策の問題点、環境と産業政策との関係、統治構想の改革案を提示し、日本の将来を問う。
第1部 経済・金融再生
PART1 小泉「構造改革」の欠陥を抉る!
~【主婦との対話】
PART2 竹中プラン=「金融再生プログラム」の問題点を斬る
~【中小企業経営者との対話】
PART3 借り手の市民の生活再生
~【サラリーマンとの対話】
PART4 必要以上に市民を追いつめないために
~【(再び)中小企業経営者との対話】
第2部 自然の再生と産業の再生
――「環境の産業化」と「産業の環境化」――
PART1 水俣病に学ぶ日本の針路
~【漁民との対話】
PART2 「環境の産業化」と「産業の環境化」
~【環境NGOとの対話】
第3部 統治構造(政治・行政・司法)の再生
PART1 政治の改革
~【ジャーナリストとの対話】
PART2 行政の改革
PART3 司法の改革
PART4 地方分権
内容説明
企業再生の闘う現場からの斬新な提言。「小泉構造改革」vs「抵抗勢力」の図式・カラクリを暴き、日本経済再生の真の道筋を問う。
目次
第1部 経済・金融再生(小泉「構造改革」の欠陥を抉る!;竹中プラン=「金融再生プログラム」の問題点を斬る;借り手の市民の生活再生;必要以上に市民を追いつめないために)
第2部 自然の再生と産業の再生―「環境の産業化」と「産業の環境化」(水俣病に学ぶ日本の針路―国栄えて山河なし;「環境の産業化」と「産業の環境化」―山河ありて国栄える)
第3部 統治構造(政治・行政・司法)の再生(政治の改革;行政の改革;司法の改革;地方分権)
著者等紹介
錦織淳[ニシコオリアツシ]
1945年島根県生まれ。東大法学部卒。第二東京弁護士会副会長、日弁連常務理事などを歴任。弁護士としてチッソ水俣病裁判などの社会的事件を手がけ、現在、不良債権問題に関した企業再生や個人ローン破産の救済などの活動に尽力している。1933年、衆議院議員選挙に島根県全区から立候補(新党さきがけ公認)し初当選、94年に村山内閣の首相補佐として官邸入り。中坊公平氏の住管機構社長就任の立役者でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。