出版社内容情報
子どもが言葉を身につける過程において、各時期の特徴や適切な保育者の言葉かけなど、具体的な場面に応じての対応を、やさしく丁寧に解説する。読み聞かせの材料として10点の絵本を紹介。また、言葉が問われる問題として、手話や点字についても言及。
まえがきにかえて――「みんなちがつて、みんないい」
第1章 子どもにとっての言葉の獲得
1 子どもにとっての言葉
2 乳児期とよばれる時期の子どもの発達と言葉の獲得
3 幼児期とよばれる時期の子どもの発達と言葉の獲得
第2章 保育環境と言葉との関わり
1 人的環境としての保育者自身を磨く保育
2 子どもの見方、関わり方と保育観
3 子どもの心に届く言葉かけを
4 子どもと心を交わらせる読み聞かせを
第3章 言葉が問われる問題
1 言葉に問題のある子どもが問いかけるもの
2 見て表す言葉としての手話
3 触れて読み書きする言葉としての点字
あとがきとして――子どものきらりと輝く言葉に触れて
内容説明
人と人、とりわけ保育者にとって、子どもが同じ時代を生きる小さな仲間として、時間と空間を分かちあいながら共に生きる関わりをどう紡ぎだしていくのかが、保育という営みの中で問われてくる。その問いに対する答えを、幼稚園や保育所などの保育現場で保育に携わっている保育者やこれから保育者になろうとする学生とともに、主に領域“言葉”を切り口に模索するのが本書である。
目次
第1章 子どもにとっての言葉の獲得(子どもにとっての言葉;乳児期とよばれる時期の子どもの発達と言葉の獲得;幼児期とよばれる時期の子どもの発達と言葉の獲得)
第2章 保育環境と言葉との関わり(人的環境としての保育者自身を磨く保育;子どもの見方、関わり方と保育観;子どもの心に届く言葉かけを ほか)
第3章 言葉が問われる問題(言葉に問題のある子どもが問いかけるもの;見て表す言葉としての手話;触れて読み書きする言葉としての点字)
著者等紹介
曽和信一[ソワシンイチ]
1951年大阪府生まれ。四条畷学園短期大学教員。専攻は、言葉、障害者(児)問題、障害児保育・教育、人権問題、人権教育の領域
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