出版社内容情報
少年法「改正」による厳罰化を、当事者である少年少女たちはどう見たのか。法政大学第二高校の生徒たちが「少年非行と少年法」をテーマに行った現地調査の記録。彼らが自らの視点で「改正」を見つめ直し、少年法の存在意義を考えるに至るまでの道筋をたどる。
はじめに
第1章 「少年を裁く」とは?――高校生が現役裁判官に問いかける少年法
講演・少年の更生と被害者の癒し[神戸家庭裁判所判事 井垣康弘]
高校生とのディスカッション
第2章 被害者から見た少年法――被害者遺族からの聴き取り
第3章 調査官の目にうつる加害少年――だれにでもある「非行」の可能性
第4章 少年犯罪をどう報道するか――テレビ東京報道局長との座談会
第5章 更生保護と少年法――更生保護施設「敬和園」を訪ねる
第6章 国会議員にきく、少年法改正――江田五月参議院議員との対談
第7章 高校生のレポートより
情報化社会と人権[市来大佑]
厳罰化について考える[白崎正貴]
被害者と報道のあり方――少年犯罪から考える――[高木暁人]
少年法改正は正しい判断だったのか[長谷川直樹]
少年非行と少年法[渡邊英]
第8章 厳罰化は解決にならない――これまでの活動を通して高校生が考えたこと
「少年法を考える」活動を振り返って[渡邊英]
授業で学ぶ「少年法」――1年間の授業展開[渡邊弘]
1 はじめに
2 本科目の授業展開
目次
第1章 「少年を裁く」とは?―高校生が現役裁判官に問いかける少年法
第2章 被害者から見た少年法―被害者遺族からの聴き取り
第3章 調査官の目にうつる加害少年―だれにでもある「非行」の可能性
第4章 少年犯罪をどう報道するか―テレビ東京報道局長との座談会
第5章 更生保護と少年法―更生保護施設「敬和園」を訪ねる
第6章 国会議員にきく、少年法改正―江田五月参議院議員との対談
第7章 高校生のレポートより
第8章 厳罰化は解決にならない―これまでの活動を通して高校生が考えたこと
授業で学ぶ「少年法」―一年間の授業展開