出版社内容情報
豊臣秀吉の朝鮮侵略に対する戦後処理として始まった江戸時代の朝鮮通信使、その全12回の足跡を通信使使行録を読み解きながら紹介する。室町期の通信使使行録にもさかのぼり、日本と朝鮮の間で長く続いた善隣友好関係の歩みとその意義を今日に蘇らせる。
序章 善隣の使節――朝鮮通信使
一 宋希 『老松堂日本行録』――一四二〇年度の使行記録
二 黄慎『日本往還日記』――一五九六年度の使行記録
三 慶暹『海槎録』――一六〇七年度の使行記録
四 李景稷『扶桑録』――一六一七年度の使行記録
五 姜弘重『東槎録』――一六二四年度の使行記録
六 任絖『丙子日本日記』――一六三六年度の使行記録
七 天和度（一六八二年）の朝鮮通信使
八 任守幹『東槎日記』――一七一一年度の使行記録
九 申維『海游録』――一七一九年度の使行記録
一〇 江戸儒学と朝鮮通信使
一一 趙『海槎日記』――一七六四年度の使行記録
一二 文化度（一八一一年）の易地聘礼
あとがき
人名索引（日本人／朝鮮人／中国人）
目次
善隣の使節―朝鮮通信使
宋希〓『老松堂日本行録』―一四二〇年度の使行記録
黄慎『日本往還日記』―一五九六年度の使行記録
慶暹『海槎録』―一六〇七年度の使行記録
李景稷『扶桑録』―一六一七年度の使行記録
姜弘重『東槎録』―一六二四年度の使行記録
任絖『丙子日本日記』―一六三六年度の使行記録
天和度（一六八二年）の朝鮮通信使
任守幹『東槎日記』―一七一一年度の使行記録
申維翰『海游録』―一七一九年度の使行記録
江戸儒学と朝鮮通信使
趙〓『海槎日記』―一七六四年度の使行記録
文化度（一八一一年）の易地聘礼
著者等紹介
姜在彦［カンジェオン］
１９２６年１０月２５日、韓国・済州島に生まれる。１９６８年まで民族運動に参加。８４年まで各大学の非常勤講師を遍歴。１９８１年に文学博士。１９８４年から花園大学嘱託教授、現在、同大学文学部客員教授
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