開かれた新聞―新聞と読者のあいだで

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750315706
  • NDC分類 070
  • Cコード C0036

出版社内容情報

新聞は読者に開かれたメディアとなり得るか。報道被害の検証、実名・匿名報道の是非。第三者が記事の読まれ方を評価する初めての試みを追う。

はじめに
委員会の運営・役割――「第三者の目」独自のオンブズマン制度

1 実名か? 匿名か?
 CASE1 大阪・学校乱入殺傷事件の実名・匿名報道
 CASE2 新宿歌舞伎町ビル火災の実名・匿名報道
 CASE3 巡査長の酒気帯び運転事故の実名報道
2 どう呼ぶか?
 CASE4 「金正男氏」の呼称
 CASE5 「ビンラディン氏」の呼称
 CASE6 タレントの“さん”付けは不快。呼び捨てでいいのでは
 CASE7 起訴猶予処分時の呼称
3 報道する側とされる側の見方の違いか?
 CASE8 車いすマラソン コース短縮
 CASE9 車いすマラソン続報
 CASE10 他人が焼き上げた陶芸作品
 CASE11 205円ルールについて医師会から抗議
 CASE12 警官発砲批判の根拠
4 偏見や差別を助長する記述か?
 CASE13 なぜ「アジア系外国人」か
 CASE14 「知的障害者」という表現
 CASE15 「生活保護」受けていた焼死者
5 表現に注意して!
 CASE16 「必ず死に至る難病」の表現
 CASE17 アスペルガー症候群
 CASE18 「女房役」は不適切
 CASE19 そごう従業員削減検討の記事
 CASE20 わいせつ事件の未成年被害者員会発足から一年
 「開かれた新聞」委員会新春座談会

あとがき

内容説明

毎日新聞が創設した「『開かれた新聞』委員会」の、新聞と読者の間に立つ社外の識者が「第三者の目」で新聞に対してものを言い、その内容を公開することで、新聞の透明性を高めるという試みをまとめて報告しようというのが、この本の内容である。委員会は問題になった具体的な記事の一つ一つについて論評し、時に糾弾する。これに対して新聞づくりの現場からの意見を示す。まさに前例のない活動の記録となっている。

目次

1 実名か?匿名か?
2 どう呼ぶか?
3 報道する側とされる側の見方の違いか?
4 偏見や差別を助長する記述か?
5 表現に注意して!
6 間違っています!
7 見出しに注意!
8 新聞は何を書き、何を書かないか?
9 新しい新聞報道への称賛
10 座談会

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