出版社内容情報
ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは、95年の戦争終結後も、セルビア人、イスラム教徒、クロアチア人の間の対立感情が依然として残ったままである。民族間の対立感情を、まず子どもたちの中からなくしていこうと、サッカーによって民族融和を目指した活動の軌跡。
民族融和にスルーパス 広瀬佳一
バルカン半島地図/サラエヴォマップ
戦争が残した傷跡
第1章 帰郷、そして再会
冬のサラエヴォに再び
ボサンスカ・カファの香り
雪の上に転がる
■コラム1 ビールとサッカーが人びとの誇り
第2章 境界線を越えたボール
朝陽差すヴォイコヴィッチから
雪舞うイリジャで
忘れ得ぬ傷を負って
アドミールがつないだ掛け橋
■コラム2 境界線の重み
第3章 サッカーに希望を託して
スポーツにかける教師の思い
優しさあふれる背中に
子どもたちに未来を託す英雄
■コラム3 チェスは心を癒すとき
■コラム4 ボスニアの労働者たち
第4章 挑戦で得たチームの絆
クリロコールが夕焼けに響く
悔し涙と生まれた絆
■コラム5 ぼくらの代表チーム
第5章 希望の光よ輝け
戦争と向き合ってきた親たち
希望の光を灯して
クリロが羽ばたいて
■コラム6 サラエヴォで日本を感じる
■コラム7 友情が乗り越えたボスニア戦争
あとがき
ユーラシア紛争調査プロジェクト 秋野豊賞
目次
第1章 帰郷、そして再会(冬のサラエヴォに再び;ボサンスカ・カファの香り ほか)
第2章 境界線を越えたボール(朝陽差すヴォイコヴィッチから;雪舞うイリジャで ほか)
第3章 サッカーに希望を託して(スポーツにかける教師の思い;優しさあふれる背中に ほか)
第4章 挑戦で得たチームの絆(クリロコールが夕焼けに響く;悔し涙と生まれた絆)
第5章 希望の光よ輝け(戦争と向き合ってきた親たち;希望の光を灯して ほか)
著者等紹介
森田太郎[モリタタロウ]
NGOサラエヴォ・フットボール・プロジェクト代表。1977年生まれ。静岡県立大学国際関係学部在学中の99年11月に秋野豊ユーラシア基金主催の第1回秋野豊賞を受賞し、翌年サラエヴォでサッカーによる民族融和を目指す活動を始める。現在もSFPの代表としてサラエヴォの少年サッカーチーム「クリロ」を支える
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。