出版社内容情報
経済環境の構造変化の中で、日本の経営者報酬制度の特徴を分析し、コーポレートガバナンスの観点から適正なインセンティブを経営者に付与するアクセルとしてのあり方を示す。
内容説明
日本企業において経営者報酬制度を戦略的な観点から捉える時代が来ている。経営者報酬は、目標の実現に向けて経営戦略を推進していく上で、企業が持ちうる選択肢の1つである。本書では、日本の経営者報酬制度の固有性を明らかにし、その要因を解明する。そして企業を取り巻く経済環境の構造変化により、経営者報酬制度がどこに向かっているのかについて考察している。欧米企業との比較を通じて、そのあり方の方向性について戦略的な観点から提言することが本書のねらいである。
目次
第1章 経営者報酬制度はなぜ改革が必要なのか
第2章 経営者報酬制度の概要と日本企業の固有性
第3章 日本企業の経営者報酬制度の固有性の生成とその要因
第4章 日本企業の経営者報酬制度の変容
第5章 経営者報酬制度の実態調査
第6章 日本企業の経営者報酬制度のあり方の方向性
第7章 これからの報酬デザイン
著者等紹介
境睦[サカイムツミ]
桜美林大学大学院経営学研究科教授。1966年生まれ。早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学、桜美林大学経済学部専任講師、経営政策学部助教授、ビジネスマネジメント学群教授を経て2018年より現職。博士(経営学)(明治大学)。日本財務管理学会副会長、日本中小企業・ベンチャービジネスコンソーシアム副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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